『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第6話がNHKで再放送されたので今更感想でも書こうかなと思います。
はじめに
感想の前に、ちょっとだけ個人的な話をば。
私は友人から布教され、アニガサキ*1から『ラブライブ!』に入ったのですが、初見の璃奈ちゃんに対しては「妙なキャラ付けをした子」という印象でした。当時の私をレインボーブリッジから突き落としたい。それを一発で推し確させたのが6話なので、一番思い入れのある話ですね。
なぜ初放送のときに感想書かなかったかというと、そのときは璃奈ちゃんのことを全然知らなかったからです(笑) 今は多少知識がありますから、小ネタなども含めて書くつもりです。スクスタ*2未プレイのくせにスクスタの設定を語ったりします。ご了承ください。
さて、6話のタイトルは『笑顔のカタチ(⸝⸝>▿<⸝⸝)』。璃奈ちゃんボードの登場を予感させるタイトルです。ところでこの顔文字「にっこりん」で変換できたんだけど、Simeji有能か。
天王寺璃奈は宮下愛と出会う
この話は回想から始まります。
ゲームセンターの話をするクラスメイト3人。ジョイポリスのチケットを持っている璃奈ちゃんは話し掛けようとしますが、結局「何でもない」と言ってしまいます。この時点で視聴者私の精神がすり減っております。
ちなみにこの3人、上の写真で言うと左から色葉ちゃん、浅希ちゃん、今日子ちゃんと言います。それぞれこれから愛さん推し、璃奈ちゃん推し、歩夢ちゃん推しになる子です。調べて気付いたけど、「いろはにほへと」からなんですね。以降「いろはトリオ」と呼びます。
教室を出て廊下を歩く璃奈ちゃん。「思いを伝えることって難しい」という独白が入ります。
窓ガラスに映る、表情の無い自分。そこに、理想のカオを描いてみます。この描写は本当に天才だと思った。先程いろはトリオに話し掛けようとしたのも、「友達になりたい」と言いたかったようです。
ここで唐突に登場する愛さん。ラブライブ史上初のギャルなだけあって陽キャオーラがすごい。しかも読心術を炸裂させます。
「上級生……怖い」「怖くないよ!」
この時点で2人のコンビが最強だって分かりますね、ね!(圧)
咄嗟にジョイポリスの割引券を差し出し「お友達と行ってください」と言える璃奈ちゃん、すごいと思います。適当なこと言って逃げてもいいところを、それでも相手を思いやれる。彼女の優しさが垣間見えるシーンです。
そんな彼女を、愛さんは一緒に行こうと誘います。
「初めて人とつながることができた。そして今の私は、もっと沢山の人とつながりたいと思っている。今からでも変われるんだ!」
今回のキーワードは「つながる」「変わる」といったところでしょうか。
天王寺璃奈は決意する
時は変わって現在。突然のジョイポリス射撃戦闘訓練。「すぐ救援に向かう」とやたらガチな璃奈ちゃんも楽しそうです。
さて、ここでいろはトリオと遭遇します。
「友達?」「クラスメイト」
非常に僅かなやりとりですが、まだいろはトリオのことを友達を言い切れないという心情がひしひしと伝わってきて辛いです。
3人が愛さんや歩夢のPVを誉める中、1人俯いてしまう璃奈ちゃん。しかし、浅希は彼女のPVも見たと言います。
「あのキャラ面白いよね」「うんうん動きとか!」
このキャラ、いくら調べても名前が出てこないんですよ……。いちいち「璃奈ちゃんのオリキャラ」と書くと長いので、かすみんのりな子呼びとにゃんがさき*3にあやかって「りにゃ子」と仮命名します。
先週、ジョイポリスで東雲学院がライブをしたという話になります。東雲は7話から本格的に出てきますね。早くみんなのライブを見たいといういろはトリオ。
(友達になりたい……)
璃奈ちゃんはここでライブをすることを宣言します。何気なく言ってはいますが、新しい同好会となってからまだ誰も公式のライブをやっていない。つまり自分が先陣を切ることを決意したわけです。とんでもない勇気です。
第4話で同好会に加入したときも、愛さんに追随するのではなく、自分の意思でやりたいと思って入った璃奈ちゃん。彼女の心には強い芯がありますよね。
「えぇ~ライブぅ~⁉」
ボケ担当になりがちなかすみんが、こういうときはかえって真っ先にツッコミ入れるのけっこう好きです。
みんなとライブについて話す璃奈ちゃんは「PVはキャラに頼っちゃったから」「あれは本当の私じゃないから」と言います。恐らく、自分のカオが映るのが怖かったのでしょう。しかし今度は自分自身でステージに立つという決意。
同好会のみんなはその背中を押してくれます。
「いいんじゃない?」「決めるのは璃奈ちゃんだよ」
「私は璃奈ちゃんの決めたことを応援しますよ!」
「そうです! チャレンジしたいという気持ちは大事なことだと思います!」
ここが同好会のいいところですね。ソロアイドルとして活動する方針は既に定まっていますが、だからこそ互いを応援する姿勢。
演出について、映像は自分で作れる自信があるようです。流石は情報処理学科。一方でパフォーマンスには自信が無いようです。
来週土曜に迫るライブに向けて特訓を始めます。エマさんには柔軟を、しずくには発声を、かすみんや歩夢にはMCを教えてもらいます。
柔軟のシーン、少しだけど体が柔らかくなってる……! 決して言葉だけで終わらせまいとする気概があります。
MCは難しそうと言いつつも、「今回は、できないからやらないは、なしだから」とまで言います。初ライブでこの精神力。強い。
場面変わって璃奈ちゃん宅。
やーい璃奈ちゃんち高層マンションー。他のメンバーもそうですが、こと璃奈ちゃんの家はお金持ちなのかもしれません。見たことないセキュリティ付いてるし(それとも私が知らないだけか)。あと、レインボーPCの存在感よ。スクスタの設定では自作だそうです。技術力がエグい。あと私服可愛い。
歩夢、侑ちゃん、そして愛さんに心情を吐露します。
「私、小さい頃から、表情出すの苦手で、友達いなかったから。一人でできる遊びばかりしてたんだ」
もう泣きそうな私。ちなみにこれはスクスタで語られるのですが、どうもご両親が仕事で忙しいらしく、独りの留守番に慣れる代わりに表情を失ったらし……うぅ……(泣)
ちなみにこの時点で段ボールが映っています。流石アニガサキ、伏線が細かい。
「高校生になってこんなに毎日がわくわくするなんて思わなかった。こんなに変われるなんて思わなかった」「みんなにすごく感謝してる。私、頑張るよ!」
そんな璃奈ちゃんを抱き締める愛さん。ところで、このシーンで璃奈ちゃんが笑って見えるのは作画がそうなってしまっただけなのか意図的なのか知りたい。
そんなこんなで本番が近付いてきます。特訓やりにゃ子による宣伝も続けている模様。
(そうだ。もう私はこの前までの私とは違う)
ダンスの練習をしているところに、いろはトリオが訪ねてきます。この子たちそうとうスクドル好きだな。
(今の私なら……!)
「変わった」自分を信じて話しかけようとしますが……。
未だに「変わらない」無表情を見てしまいます。
つらい。
ちなみにこの窓ガラス、璃奈ちゃん推しからのヘイトが高いです。でも割ったりしたらだめですよところで誰かハンマー持ってこい。
「何でもない」
再びこの言葉。璃奈ちゃんは今まで何回こう言ってきたのでしょう。
練習を引き上げ、部屋に引きこもってしまう璃奈ちゃん。
(私は変われない……)
初放送のときはここでCMでして、その間ずっとハラハラしていました。
天王寺璃奈は抱き締められる
璃奈ちゃんが帰ってしまったことに焦る一同。かすみんがけっこう動揺していました。同学年だからか、かなり心配している様子。
解散を提案する果林さんですが、エマには本心がお見通し。もし本当に解散になっていたら果林さん一人で璃奈ちゃんの所へ行っていたという考察があったけど、その線あるかも。
愛さんが飛び出し、侑ちゃんが続き、みんなで彼女の家へ向かいます。
「りなりー、いる?」
関係ないけど、全員むりくり映すのがけっこう好きです。かすみんだいぶ背伸びしてるでしょ。
ん? 「普段この時間はりなりー1人だって聞いてたから」? それって……いや、邪推はよしましょう。
こういうときは押しの強い、だけど優しい愛さんが効く。璃奈ちゃんはみんなを部屋に招き入れます。
「えぇ⁉ 何で段ボール⁉」
そこは言わないお約束だろうに、やはりツッコミ適性が感じられるかすみんです。侑ちゃんも口の塞ぎ方が乱暴で好き。
スネークだとかネタにされがちな段ボールですが、真面目に考えるとこれは「カオを見られたくない」気持ちの顕著な顕れです。みんなを部屋に入れるとき、自分のカオを隠せる物を必死に探して、行き着いたのが段ボールだったと思うとあまりに切ない。
「ごめんね、勝手に休んで」
「ほんとだよ。心配したんだぞ」
心配したんだぞ……ッ、愛さん好きです(唐突)
璃奈ちゃんの口から事情が語られます。
「自分が、恥ずかしくて」
「私は何も変わってなかった。昔から、楽しいのに怒ってるって思われちゃったり、仲良くしたいのに、誰とも仲良くなれなかった。今もクラスに友達はいないよ。全部私のせいなんだ」
表情が分かりにくい、感情が伝わらない。それでかなり苦労してきたようです。「今もクラスに友達はいないよ」の、この押し殺そうとして溢れてきてしまうような言い方が胸に刺さる。
「もちろん、それじゃダメだと思って、高校で変わろうとしたけど、最初はやっぱりダメで。でも、そんな時に、愛さんと会えた。スクールアイドルのすごさを知る事ができた。もう一度、変わる努力をしてみようって思えた。歌で沢山の人達とつながれるスクールアイドルなら、私は変われるかもって」
諦めずに変わろうとした。頑張った、努力した、でも変われなかった。
「でも、みんなは、こんなことでって思うかもしれないけど、どうしても気になっちゃうんだ。自分の表情が、ずっとそれで失敗し続けてきたから。ああ、ダメだ、誤解されるかもって思ったら、胸が痛くて、ギューって。こんなんじゃ、このままじゃ、私は、みんなとつながることなんてできないよ。ごめんなさい」
打ち込みながら泣きそうですハイ。どんだけ健気なんだろう、この子は。自分を責めて、謝りさえする。自分自身で全部背負い込んで、そうやって今まで生きてきたんだなって思うともう……無理……。
でも。
「ありがとう。璃奈ちゃんの気持ちを聞かせてくれて」
「私、璃奈ちゃんのライブ見たいな。今はまだできないことがあってもいいんじゃない?」
璃奈ちゃんは愛されていました。同好会のみんなは、彼女の無表情が問題だなんて微塵も思っていなかった。
「璃奈さんにはできるところ、たくさんあるのに!」
「頑張り屋さんなところとか!」
「諦めないところもね」
「機械に強いし」
「動物にも優しいですしね!」
表情を出すことが「できない」ことより、彼女に「できる」ことを知っていた。自分自身の目標へ、健気に、ひたむきに、言い訳をせずに向き合って、自分の得意分野や好きなことに一生懸命になれる。立派なスクールアイドルです。
愛さんは「よーし、愛さんも」と言って璃奈ちゃんを抱き締めます。ここで、愛さんは具体的なことは言わず、段ボールごと抱き締めます。彼女がカオを隠すことも含めて、璃奈ちゃんの全てを肯定した。私はそう解釈しています。
もう受け容れられていた。あとは璃奈ちゃん自身の心の問題だったのです。
そして、仲間の言葉が。
「りな子。だめなところも武器に変えるのが一人前のアイドルだよ」
「できないことは、できることでカバーすればいいってね」
「璃奈さんとこういうお話できたの、初めてですね」
彼女を救いました。
閉じこもるための箱が、想いを伝える道具に転換した瞬間。ネガからポジへの鮮やかな反転。
「これだ!」
そしてライブ当日。
侑ちゃんに「それ」を装着してもらう璃奈ちゃん。
誰もやったことがない、一人でのステージ登壇。でも、同好会の仲間が舞台袖で見守ってくれている。
「「がんばれ」」
璃奈ちゃんは一人じゃないのです。
「初めまして、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の天王寺璃奈です」
「今日は今の私にできる精一杯のライブを見てもらいたいです」
「楽しんでくれると嬉しいな」
いよいよ登場するスクールアイドル。その顔には「璃奈ちゃんボード」。ちなみに正式名称は「オートエモーションコンバート璃奈ちゃんボード」です。
床に映る顔が、今度こそ笑います。そしてこの笑顔が、今の彼女の気持ちです。
天王寺璃奈のステージが始まります。
はずむココロ!
飛ぶようなテンション!
さぁ Connectしよ!
曲が始まった瞬間、弾ける璃奈ちゃんの楽しそうな声、そして笑顔! 璃奈ちゃんは感情豊かなんです。心は弾んでいるし、嬉しいことがあればテンションだって高くなる。そして何より、みんなと心をつなげたいと思っています。
アレ?いまこう思って、 言って、
ああそうじゃなくって…
(ええとあの・・・)
つたわんないや、 なんでだっけ?
どうするんだっけ…
(あ。あ。 あ。。)
無表情ゆえに思いが上手く伝わらない悩み。相手との齟齬、誤解される恐怖、それによって彼女は立ち止まってしまいました。
しっちゃかめっちゃか Thinking
ぐるぐる Now Loading…
〔Ctrl〕+〔Z〕きかないし
複雑カスタマイズ
足りない?何か
インストールとかできたらなぁ
歌詞から璃奈ちゃんの得意分野である機械系が連想されます。〔Ctrl〕+〔Z〕は「1つ戻る」コマンドで、歌詞は「やり直せない」という意味ですね。この英語は聞いていて心地いい。逆に歌おうとすると舌が回らない。
なんて不完全で
(セイカイハナンダッテ…)
なんて不確実で
(コタエハドコダ?ッテ…)
説明書なんてないよね
まずは始めてみようカナ…
不完全・不確実なのは自分の表情のことだと思われます。しかしそれを肯定し、とにかく始めてみようと言う。
チガウスガタ チガウカタチ
なのにどうして オナジキモチ!!
(⸝⸝>▿<⸝⸝)
顔文字可愛い、こればかりは歌詞を見ないと分からない小ネタ。
繋がってる実感
分け合う温もりありがとう
実はここに「ダイ!スキ!」とコーレスが入っている。つい最近まで知らなかったのですが可愛すぎませんか。
思いっきり 伝えたいんだ
カラフル!笑顔!心地いいな♪
繋がってく みんなと
ココが私の好きな場所
「ココ」は同好会のことでしょう。あるいは、友達と一緒にいる空間。彼女は、自分の居場所をちゃんと見付けられました。
はずむココロ!
飛ぶようなテンション!
今 Connectしよ!
あ、当然2番以降も書きます。PDP時代*4の4コマでせつ菜ちゃんが「それにフルで聴いたら2番でストーリーの核心的な部分に触れてて泣けるんです!」と力説していましたが、まさにそれです。
きっとガンバってみたって
変われないって (あきらめて)
トライしてみるテマエ
断念して (あ。わ。わ。。)
部屋でぼっち Crying
ネガティブばっか My mind
思ったようにいかなくて
ボッキリ折れてった
ココロもう一度
踊らせていきたいんだ
ここまんま6話ですね。頑張っても変われない。挑戦する前に折れてしまう。それでももう一度再起動。
余談ですが、My mindは多分カタツムリを意味するマイマイと掛けています。
いいよ 不完全で
(イツダッテ イツダッテ!)
もう隠さないんだ
(ワタシハワタシダッテ!)
理想へ届かなくても
一歩踏み出してみようカナ…
表情が「不完全」だけど、それでもいい。表情に乏しい悩み、「もう隠さない」。素顔で表情が出せる「理想」へは届かないけど、それでも「一歩踏み出」す決意。
チガウミンナト チガウユメデ
進むミライ きっとステキ!!(⸝⸝╹▿╹⸝⸝)
見えないけど感じる
あったかい優しさありがとう
思いっきり 歌いたいんだ
ハピフル!笑顔!届けたいなよ
出会ってく オリジナリティ
みんなとのタイセツな場所
実はここでニジガク全体のテーマも取り扱われていて、違う個性をもったみんながそれぞれ違う夢へ向かって進むことを歌っています。そんな同好会だからこそ、璃奈ちゃんも自分の個性を思い切り出せるんですね。
「見えないけど感じるあったかい優しさ」は舞台袖で見守ってくれたみんな。その応援を受けて、笑顔を届けるために歌う。短所から長所へ一転して生まれた「オリジナリティ」を抱えて歌う。
ヒトリでカンペキじゃなくていいんだ…
みんなと一緒に Going
私にできること
見つけていくから Ah
璃奈ちゃんは一人ではいられなかったけど、近くに愛さんが、そして同好会のみんながいた。その中で自分が、自分だけができることは何か。その問いに対する解はもう出ています。
チガウスガタ チガウカタチ
なのにホントだ オナジキモチ!!
(⸝⸝>▿<⸝⸝)
繋がってる実感
分け合う温もりありがとう
思いっきり 伝えたいんだ
カラフル!笑顔!心地いいね♪
繋がってく みんなと
ココが私の好きな場所
はずむココロ!
飛ぶようなテンション!
さぁ Connectしよ!
歌詞が変わってるーーー(泣)
「どうして」が「ホントだ」になり、「心地いいな♪」が「心地いいね♪」となって音程が上がります。より積極的になった璃奈ちゃんの心情が窺えますね。
というように、もう尊さの極み、最高の歌詞でした。続いてMV。どうにか画像を厳選しますが多いです。
りにゃ子と背中合わせで踊る璃奈ちゃん。「あれは本当の私じゃない」と言っていましたが、実はあの子も含めて「天王寺璃奈」です(だからステージにいる)。詳しくはまた後で書きます。
ぴょこぴょこした動きが可愛らしい。機械めいた動きが璃奈ちゃんのダンスの特徴だと思われます。ロボットダンスとはまた違うのですが、何と形容しようか考えるとやはり「ぴょこぴょこ」が一番しっくりきます。
そしてこのMV、なんと璃奈ちゃんとのお台場一日デートとなっておりまあああぁぁぁぁぁぁ……(絶命)
是非動画で見ていただきたい。こんなブログ見てないで動画を見て欲しい。
自分のPCの「Now Loading」画面これにできないかな。
ダンスパートでは本当に色々な表情ができます。短いMVですが、その中で30~50個くらい表情出てるんじゃないかな? 顔文字がベースのものも多く、ネットにも詳しいであろう璃奈ちゃんらしいです。また、その中には璃奈ちゃんボードでしか再現できない表情もあります。あと正拳突き可愛い。
ソロ曲『ドキピポエモーション』衣装。各媒体で最もよく目にします。参考↓
セーラー風の意匠が可愛らしい(あとミニスカが危なっかしい)。
スクスタより「フィーリングシグナル」衣装。参考↓
スクスタに詳しくないので何の衣装だかよく分からないけど可愛いことは分かる。本当何着ても似合う。
タピオカが詰まっちゃってムキになって吸い出す。このほっぺが愛らしい。愛だけに
これは私個人の妄想なんで聞き流してくれていいんですが、ここで顔隠したのは視点側が「可愛い」って言ったからじゃないかなーと。
笑顔も1つじゃなくて色々なパターンがあります。指差し腰振り可愛い。
ここ「分け合う温もりありがとう」という風に口が動くんですが、作画班の本気がこれでもかと伝わってくる可愛さ。全人類が璃奈ちゃんに落ちたシーン。
『ドキピポ☆エモーション』(後述)などでもやっている、ペンギンみたいな動きですね可愛い。
璃奈ちゃんの家では?(困惑) いや別に邪な考えは無いんですよ? どちらかというと視点主誰なのってことが気になる。
もうお気付きだとは思いますが、璃奈ちゃんは完全な無表情ではありません。2話で既にめっちゃ刺さるジト目を披露していましたが、このPVは特によく分かります。
そして……。
ああああああああぁぁぁァァァ……!!
一瞬、ほんの一瞬だけ、璃奈ちゃんの笑顔が……!
多分自分では気づいていない、自然と出た笑顔なのでしょう。これ以上語る語彙は無い。書きながら涙でぐしゃぐしゃなんだ。
布団ですよね?(大困惑)
そういうのは刺激が強すぎるんでやめてもろて。視点主ほんと誰。
???「でも幸せならOKです」
というわけで『ツナガルコネクト』でした。
ちなみにこの曲はご存知DECO*27さん作曲です。知らない方のために説明させていただくと、ボカロ界のレジェンドです。小説界の東野圭吾、お笑い界のサンドウィッチマンみたいな(たぶん違う)。
で、実は璃奈ちゃんには「ボカロが好き」という設定があって! そこを汲んでいるのではないかと思われます。出典はこちら。
また、『ツナガルコネクト』の衣装には裏のモチーフがあると言われています。銀色主体の服、広がった袖、斜めの裾など、初音ミクに似ているのです。ただし、公式に言われてないので真相は不明。私も「そんな似てるか?」となるレベルですので。
ちなみにこの曲は人気が尋常でなく、驚異の292万回再生を記録しています。『ラブライブ!』シリーズ公式YouTubeチャンネルで圧巻の再生数5位、虹ヶ咲学園単独の動画では堂々の1位を達成しています(以上の情報は2021年8月現在)。それでも『コットンキャンディえいえいおー』には勝てない。
これは璃奈ちゃんがファンからも愛されてるという何よりの証拠です。ビリスタ*5は忘れろ。
さて、話が大幅に逸れたので、ストーリーに戻りましょう。
「みんなとつながった!」
「璃奈ちゃんボード『にっこりん♪』」
後日、璃奈ちゃんにいろはトリオが話しかけます。一緒に昼ご飯を食べたいという申し出に対し、鞄を探る璃奈ちゃん。取り出したのは紙の「璃奈ちゃんボード」です。
「うん。一緒に食べたい!」
6話は、彼女の満面の笑顔で締めくくられます。
まとめ
今回の話の何がよかったって、璃奈ちゃんをひたすら肯定したことです。
またスクスタについて話しちゃうんですが、あっちでは「ボードを外すまでの話」を描いていました(初登場から素顔判明まで2年!)。
そうなると、ボードを否定的に捉えた脚本になってしまう可能性もあった。しかし、そこで「ボードを着けるまでの話」を描いたのがすごい。ボードを着けていない彼女も、ボードを着けている彼女も、キャラクター越しの彼女も、全てを天王寺璃奈として抱き締めた。最高。
例えば璃奈ちゃんが一度は「キャラに頼った」と言ったりにゃ子でしたが、最後はライブにも出ていました。3次元の自分を2次元の姿で昇華させる手法は、当初は驚かれたものの今や大人気のVtuberの在り方と似ています。
感情を表現する方法は何でもいいんです。それがりにゃ子であれ、紙や機械の璃奈ちゃんボードであれ、自分の素顔であれ。どんなカオでも、それで伝わるならいい。そして感情を伝える手段が、ただの手段に留まらず個性になりました。
それに、璃奈ちゃんボードは「新しい力を秘めたアイテム」ではなく「今もっている力を強化するアイテム」なんです。
先述の通り、璃奈ちゃんは素顔でもある程度の表情を出せます。加えて過去の経験則からか、表情が伝わりにくい分言葉がとてもストレートです。
「私、ここでライブやる」
「パフォーマンスは自信無い。だから教えてほしい」
「私、頑張るよ」
短く区切る言い方が多いのでコミュ障のように思われがちですが、むしろ端的に自分の言いたいことを伝えるという点でコミュニケーションがとても上手だと思います。羨ましい。さらに、声のトーンも感情によってけっこう変わります。
また、段ボールのときのように、大事なことを長く喋ることもできる。総じて、感情を伝えることはむしろ得意なんです(客観的に見て)。
表情が乏しいのは事実ですが、逆に言えばその唯一の弱点を璃奈ちゃんボードによって克服することができた。「今もっている力を強化するアイテム」と書いたのはそういう意味です。
弱さを見て変われないと思うのか。
強さを糧に変われると思うのか。
語るのが難しいテーマを描ききってくれた。アニガサキってすげー!
それに、璃奈ちゃんと愛さんの絡みにけっこう目が行きがちですが、同好会全体で璃奈ちゃんを助けたというのも面白いところです。
例えば果林さんが悩んでいたときはエマさんが、そして今更8話のネタバレなんて野暮でしょうが一応反転しておくとしずくが悩んでいたときはかすみんが助けました。
同じように、愛さんだけで璃奈ちゃんを助ける展開もできたはずです。しかし、同好会のみんなが助けた。6話という折り返し地点で、一人一人の悩みをどう解決するのかという同好会の姿勢も見えたわけです。
以上、長々と語ってしまいました。つまり私は6話が大好きです。
小ネタ紹介
アニガサキは小ネタが細かいことで有名なので、6話のものをまとめてみます。
ジョイポリスでのVRゲームに登場する悪いペンギンみたいなのは、ちょぼらうにょぽみ先生のカオスな4コマに登場した火星人です。
この4コマ、初期設定の敬語璃奈ちゃんが見られるので必見です。何なら公式でボイスが付いているのでそちらも是非(ただしこちらは話数が少なめ)。
ちなみに歩夢の性格が大崩壊していることで有名です。通称にょぽむ。
以下のシーンやPVに映っている猫型ロボット(大語弊)はアランといって、璃奈ちゃんのペットです。
全体像はこちら↓
璃奈ちゃんボードを1日で完成させるあたり、これも自作の可能性。
段ボールを被って思いを吐露する場面、声優の田中ちえ美さんは実際に段ボールを被って演技をしたそうです。道理で声がくぐもっているわけだ。
冒頭の「思いを伝えることって難しい」というセリフは彼女のソロ曲『ドキピポ☆エモーション』の歌詞です。一番ハイテンションな曲だと思います。コーレスもしやすく、セリフが入るなどの遊び心もあって、中毒性が高いです。
璃奈ちゃんのライブの待機時間に流れていたBGMは同じくソロ曲『アナログハート』のイントロです。こちらは一転して落ち着いた雰囲気の曲です。
他にも璃奈ちゃんのソロ曲として『テレテレパシー』があるので是非聴いてみてください。これをライブで聴いたときは楽しかったな~ってわけで3rdライブの感想も書いているのでご覧ください。↓
tenshi-shitsuzi.hatenablog.com
また、これは6話放送前の生放送で天王寺璃奈役の声優・田中ちえ美さんが語っていたことなのですが、2ndライブの後に早めにホテルに戻っていたところ、他のキャストさんが心配して来てくれたとのこと。璃奈ちゃんが自室に引きこもり、みんなが来る展開とそっくりですが、アニメの制作時期から考えて偶然の可能性が高いというのが有識者(アニガサキファンの皆様)の意見です。偶然にしてもすごい。
これで大体小ネタは書いたと思います。多分。
それではここまで読んでくださりありがとうございました。
虹ヶ咲に関する他の記事はこちら↓
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それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。
*1:アニメ『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の公式略称。
*2:アプリ『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS』の略称。アニガサキと世界観や設定が異なる。
*3:エイプリルフール企画。ニジガクメンバーが公式猫化した。
*4:虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が各媒体に分かれて活動していた時代。
*5:ニジガクの月々のランキングで最下位に選ばれたメンバーのアッチなイラストが公開された企画。