3rdライブでのアニガサキ2期の制作決定の発表、10/3の新情報の発表、そして4thライブでのPV公開。現時点での情報を踏まえながら、2期の内容を予想していこうと思います。公式PVはこちら↓
目次
現時点での確定情報まとめ
・放送は4/2から
2期の放送は2022/4/2から始まります。あと少しです。スパスタ1期はNHKで放送されましたが、今回はTOKYO MXが主体となるでしょう。アニガサキは企業とのコラボが多いので、MXさんでの放送はありがたいですね*1。
・脚本担当は1期から継続
シリーズ構成及び脚本陣は1期から継続です。無印やサンシャイン、スパスタと異なる作風の1期は概ね好評を博したので、2期のストーリーにも期待がふくらみます。
・新キャラクター登場
ニジガクは『ラブライブ！』史上初めて追加メンバーが出たことで話題になりましたが、その3人がアニメにも登場するようです。詳細は後述。
・高咲侑の音楽科転科
1期の最後に音楽科への転科を決めた侑ちゃんですが、転科試験に合格したことがPVで公式に明かされました。
・第2回スクールアイドルフェスティバル開催
PVの様子から、2回目のスクールアイドルフェスティバルを開催しようとしていることが窺えます。順当に行くと展開が似たようなものになりそうですが、脚本陣に期待が寄せられるところです。
三船栞子、鐘嵐珠、ミア・テイラーの登場決定！
2期には新しいキャラクターが登場します。上の画像の左からミア・テイラー、鐘嵐珠(しょう らんじゅ)、三船栞子です。アニガサキのみ回収した人には馴染みが薄いであろうこの3人は、アプリゲームのスクスタ*2に既に登場しています。
ちなみにこの3人はYouTubeにて連載していた『にじよん』シーズン4にも先行登場しているので、どんなキャラなのか知りたいという方は是非ご覧ください。
さて、2期の内容を考察する上で、この3人がスクスタでどのように活躍したのかをまとめようと思います。……はい、ようやくスクスタ始めました。これで心置きなく語れるというものです。スクスタをやっていない方にも分かっていただけるように書くつもりです。スクスタメインストーリーのネタバレを含みますのでご注意ください。
スクスタメインストーリー序盤の流れをざっくり説明すると、まず主人公である「あなた」と歩夢が、廃部になりかけていたスクドル同好会を復活させます。また、この世界線ではスクールアイドルフェスティバルは既に存在するイベントなのですが、それが中止になりそうなので、みんなで開催にこぎつけよう！ という話になります。
三船栞子は、これからスクドルフェスの開催に向けて頑張ろうというタイミング、8章で初登場しました。虹ヶ咲学園の1年生で、学園は生徒の適性を伸ばすべき場所であると考えています。そこで優木せつ菜は生徒会長に相応しくないと判断、選挙の末に勝利し、新生徒会長となりました。
当初はスクールアイドルは無意義であると考え、同好会を廃部にしようとしていましたが、「あなた」に誘われて一緒に練習をするうちに、スクールアイドル活動に楽しさを見出し、最終的には同好会に10人目のメンバーとして加入しました。
アニガサキ2期での気になるポイントは、「新生徒会長になるのか」「同好会を廃部にしようとするのか」です。
まず、PV内では栞子が腕章を着けています。これは生徒会の腕章だと思われます。しかし1期では、生徒会員は誰ひとりこの腕章を着けていませんでした。じゃあこの腕章何なんだよ。飾りか？
そこでPVの44～47秒あたりをご覧ください。栞子がアップになった後に生徒会室が映ります。ここで副生徒会長の奥に映っている生徒が、髪色から栞子と思われます。それが本当である場合、直後にせつ菜が笑顔になることも踏まえると、2人が対立している雰囲気はありません。PVは1話の内容である可能性が高いことも鑑みると、結論はこうなります。
三船栞子は生徒会の新しいメンバーとして加入するだけで、生徒会長選挙を行うことはない。あるいは任期の変わり目となり、シンプルにせつ菜から栞子へ生徒会長の座が移る可能性もありますが……スクスタにいない副会長がアニメにはいるので、少し考えにくいでしょう。
また、栞子が同好会を廃部にしようとする流れも無くなる気がします。こちらは根拠があまり無いのですが、「生徒会長的なキャラがスクールアイドルに難色を示す」展開は『ラブライブ！』シリーズのお約束です。そしてアニガサキはそのお約束をぶっ壊すのが大好きなようなので、逆にその展開が無いと考えられます。
さてお次は鐘嵐珠とミア・テイラー。20章で登場しました。嵐珠は栞子の幼馴染です。スクドルフェスを見て、同好会のメンバーが磨けば光る原石だと考え香港からやってきました。その際に半ば無理やり連れてきたのが天才作曲家ミア・テイラーです。彼女はニューヨーク出身です。2人が学園に転入するところから新たな話が始まります。
嵐珠は同好会のメンバーを最高の環境で育てたいと考え、スクールアイドル部を設立。入部するよう、同好会のメンバーを誘います。一方、同好会の練習やライブを禁止し、監視委員会を作って活動を監視させました。このストーリーがガッツリ炎上したので、アニガサキだけ回収した人も顔や名前を知っているかもしれません。もうちょっとどうにかしようがあったと思うんだけどなあ。
まあその後も色々あって、本当に色々あったんですが、幼馴染の栞子から「特別扱い」されたことで帰国を決意(今まで嵐珠は才能がありすぎて友達が少なかった)。しかし、同好会の新曲を聴いて戻り、今までの行いを反省、新メンバーとして同好会に加入しました。短くまとめたので情緒不安定にしか見えない。
アニガサキ2期では、PVから「スクドルフェスを見て感動してやってきた」という動機は同じであると明らかです。問題はそこから先、「スクールアイドル部を設立するのか」「同好会の活動を妨害するのか」です。
結論から言うと、たぶん無いです。メインストーリーが炎上した原因は様々ですが、最も大きな要因は部の設立と監視委員会にあるので、それをアニメでやるとまた燃えることは間違いありません。スクスタでは同好会から部に映った一部のメンバーが「裏切り者」と揶揄されたこともありますが、1人1人のキャラを大切に描いたアニガサキの脚本陣は、その事態を最も避けたいでしょう。
PVで侑に「あなたはどうして同好会にいるの？」と訊く場面で不安にもなりますが、この発言も「侑が同好会に相応しくない」という意図があるとは思いにくいです。まあこれは私の希望ですが……。
あれほど炎上した嵐珠をアニガサキでちゃんと描けるのか、と思う人も多そうですが、できます。なぜなら嵐珠のキャラそのものはかなり可愛いのにスクスタの脚本でその良さを活かしきれなかったからです。
嵐珠のキャラの魅力は「同好会のみんなが大好き」「大好きだけど、やや不器用なので空回ってしまう」ことだと個人的には思います。それがスクスタでは不器用とか空回りとかを越えて「超自己中心的独裁者」のようになってしまったのが問題でした。公式解釈違い。その証拠に二次創作を見れば、キャラはそのままに可愛い嵐珠がたくさんいます。先日の誕生日には他のメンバーと変わりなく、盛大にお祝いされていました。
要するに、脚本がよければ嵐珠は十分魅力的なキャラになるはずなのです。彼女が言った「磨けば光る原石」が想起されるのが何とも皮肉ではありますが。その点、アニガサキの脚本陣は安心と信頼の神脚本を提供してくれること間違いありません。ぶっちゃけ私は嵐珠めっちゃ可愛いと思っているので。
さて、ミア・テイラーの話になります。彼女は完璧な曲を作ることが最善であると考え、同好会の作曲担当である「あなた」に対しても上から目線気味でした。しかし色々あって作曲に行き詰っていたところで我が推し天王寺璃奈と出逢い、交流を深める中で考えを変えていきます。最後には嵐珠ともども同好会の新メンバーとなりました。
ミアについてはスクスタでそこまで暴挙を振るっていないので、アニガサキでも大規模な変更は無い気がします。順調に完璧主義で現れ、順調に行き詰まり、順調に璃奈と仲良くなって順調に加入。そんなところではないでしょうか。実のところ、PVであまり映らなかったので考察が進まないのです。とりあえずりなミア期待。
「ラブライブ！」を目指すかどうか
1期では「ラブライブ！*3」を目指す中で、自分の大好きが他の人の大好きを否定したと感じたせつ菜ちゃんが同好会を一度廃部にしました。「自分がいたら『ラブライブ！』に出られない」という彼女に、侑ちゃんが「だったら『ラブライブ！』なんて出なくていい」と返します。ここに至って同好会は「ラブライブ！」を目指さないという新たな形で活動を始めたのでした。
そういうわけで1期で「ラブライブ！」という単語が出たのは3話だけでした。いい意味でのタイトル詐欺だったわけです。よく「甲子園を目指さない野球漫画」と形容されるような、これまでの常識を覆す展開でした。
それでは、2期では「ラブライブ！」を目指すのでしょうか。この記事も何回か更新していますが、今は「ラブライブ！」を目指す確率は2割くらいだと思っています。理由としてはニジガクの独自性が挙げられます。他のシリーズとはかなり異なる路線を行く、オリジナリティ溢れる今作では、このまま「ラブライブ！」を目指さないストーリーになっても何ら違和感がありません。個人的にも目指してほしい気持ちとそうでない気持ちが半々です。
もう1つ、ご存知の通りニジガクはソロアイドルです。グループでの参加が基本となる「ラブライブ！」への出場は根本的に難しいと考えられるわけです。アニメ以外の媒体ではユニットが存在し、2期でその結成が描かれる可能性もありますが、その場合どのユニットが出るんだ？という別の問題が発生します。などなど、諸々を考えると2期で「ラブライブ！」を目指さない可能性が割と高い気がします。
何より、PVで2回目のスクドルフェスを開催しようとしていることが分かったので、2期はこれを主軸にストーリーが展開されると考えてよさそうです。
新規イラストについて
何だこの可愛いイラスト。侑ちゃんとスクスタ3人組が一緒にいるというのもアニメ勢からするとかなり新鮮だったりします。というか冬服が新鮮です。アニガサキはかなり季節の巡りがゆっくりなのですが、もう寒い季節になるのですね……。参考までに1期のキャラ画像ですが、見比べるとなかなか感慨深いですね。
私の推しに関して順に言及します。まずは優木せつ菜。1期のビジュでは少し控えめな印象でした。私も最初は大人しい子だというものすごい勘違いをしていました。尤も、これは1期が同好会の解散というシリアスな場面から始まったこともあるのでしょう。2期のビジュでは、せつ菜ちゃんらしさ溢れるポーズ。「2期ですよ皆さん！！！！！」みたいなこと言ってそう。せつ菜ちゃんモードで制服を着ている場面が少なかったので、制服も割と新鮮だったりします。
続いてかすかす間違えたかすみん。2期ビジュを見てみると謎のポーズをしています。ピースなのか？ いやこれはどう見てもギャラクシー☆ポーズ*4なのですが。いやしかしそんなことより重要なことがあるのです。
わざわざ描きました。 そう、かすみんの髪飾りが再びパージされているのです。1期ではこれが重要な伏線となっていましたが、2期であえて描かない理由は無いはずです。まさか失くしたんじゃあるまいな。これがアニメでも無いままなのかは気になるところです。まあ事前に公開されていた画像とアニメ本番でデザインが変わることはたまによくあるので、とりあえず2期待ちです。
そして一番推し璃奈ちゃん。ボードを外して素顔を見せてらっしゃる……ッ！ これがどんな意味をもつのかは1期を観た皆さんならお分かりでしょう。そうそう、6話の感想も書いているので時間あったら是非。なお服装に関しては普段からパーカーを着ているので変化は控えめです。あ、でもパーカーの色が濃くなっています。もしかしたら冬用に厚い生地のものなのかもしれません。あと気になるのは璃奈ちゃんの機能性重視の赤いスニーカー。それが2期ビジュではローファーになっています。まさか変な機能を搭載しようとしてるんじゃあるまいな。これに関してもかすみちゃんと同じように2期待ちですが、個人的にはあの靴の裏に猫の肉球がある細かさが大変気に入っているので、できれば履いていて欲しいところです。
今回も小ネタ祭がありそう
アニガサキと言えば、活動を始めたばかりの通称PDP時代、あるいはスクスタなどから大量の小ネタが仕込まれていました。それを紹介するだけでちょっとえげつない量になるので今回は割愛します。
さて、2期PVの時点で小ネタが幾つか確認できました。それをまとめたツイートがあったので紹介します。投稿者の名前に見覚えがある？気のせいだ。
アニガサキ2期、PVの時点で少なくとも3つの小ネタが確認できました。
— てんわん@SSとか考察とか (@Tenshi_Shitsuzi) 2022年2月27日
・3rdライブのグッズ
・釜ヶ咲
・ちょぼらうにょぽみ先生の「ファミ通App分室 スクスタ4コマ」よりスクールアイドルの神様
最後のに関してはずいぶんコアなところを取ってきた感があるし、本編が楽しみすぎる pic.twitter.com/Rr8AMfBhQK
ちなみに釜ヶ咲というのは、3rdライブの同時視聴会でかおりんこと前田佳織里さんがタグを間違えて生まれたミームネタです。冗談で「2期に輸入されるんじゃないか」と言われていましたが、ガチでやるとは思っていませんでした。やっちゃえアニガサキ
ちょぼらうにょぽみ先生の4コマからは、サスケとか宇宙人とか、1期の時点で色々出てたので今更あまり驚きはしませんが。いや驚くわ。スクールアイドルの神様とか、初見で普通に見逃したわ。誰が描いたのあれ。ぽむか？ ぽむなのか？
3年生組卒業？
2期では冬が描かれることが明らかになっています。冬の先は当然春、新学期の季節となります。すると3年生組の卒業はどうなるのかも気になるところです。
その他予想
せつ菜ちゃんのスクールアイドル活動が親にバレる、エマさんが国に帰る、あるいは逆に弟たちが日本に来るなどの展開もありそうです。先述の卒業の件と合わせるとエマさんがやたら忙しくなりますが……。
個人的にはかすみんとしずくの仲が良くなったきっかけが気になるんですよねー。8話より前にこの2人が組んでいたことが少なくて若干違和感を覚えたっていうのがあるので。それも含めて、スクールアイドルが一旦解散する前の時系列を知りたいです。
推しの璃奈ちゃんに関しては、「ボードを着けるまでの話」を描いたので今度はスクスタのように「ボードを外すまでの話」を描くのか、それともその定石を破壊するのか。果たしてアニメで璃奈ちゃんの笑顔を見られる日は来るのか？ 正直言うと推しが動いていればそれだけで十分なのですが……(笑)
あと、エマと果林、かすみんとしずこは互いにぎこちなくなったりする展開がありましたが、愛さんと璃奈ちゃんにはそれが無かったですよね。6話としてはそれで良かったんですが、これからの2人がどうなるのかにも注目です。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
