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アニガサキ2期4話感想 -愛トモ生きてる?-

幼少期愛さんで見事に爆発四散した愛さん推しの皆様方におかれましては、心中お察しいたします。

目次

楽しいの天才と、楽しいを失った人と

今回は愛さんと果林さん、そして美里さんの3人を軸に話が進みました。ラブトライアングルとか言ったやつは怒らないから手を挙げなさい。

美里さんは愛さんのお姉さん的な存在です。病弱なため入退院を繰り返していましたが、ようやく(恐らくは長期的な)退院することができ、その帰りに果林と会うのでした。ボウリングなどを楽しむ3人ですが、果林さんは美里さんの様子がおかしいことに気付きます。唯一生徒会長の正体を見破っただけあって、流石の洞察力です。

ところで愛さんが手掴みしていたもんじゃ、なっちゃんによればもんじゃ煎餅らしいです。いやそれにしたって鉄板で焼いたものを手掴みできるんですかね??? と思って調べたら手掴みしている画像も一応出てきました。

美里さんに声を掛ける果林さん。彼女は、愛さんに心配を掛けたくないと言います。その言葉にハッとする果林。エマに迷惑を掛けないようにしていた果林さんには、美里さんの気持ちが分かったのでしょう。こういう真面目な文脈に愛さんのモーニングコールを挟んでくるのやめてくれ。

一方、愛さんは美里さんの元へと駆けていきます。フットワークの軽さは愛さんの強さですが、今回に限ってはそれが有効に作用しません。

病院で多くの時間を過ごす美里さんは友達とあまり関われませんでした。そんな彼女の傍にいて笑顔をくれたのは幼い愛さん。しかし、やがて愛さんはスクールアイドルとして動き出します。この寂しさのようなものは、少し違いますが、1期の歩夢ちゃんを思い出させます。

「昨日は楽しくなかったの?」という問いは、多くの場合肯定の返事のフラグであるにも関わらず、それをバキバキに折っていく美里さん。楽しいという気持ちを失った美里さんには妹分の言葉も届かないのでした。

飛行機雲はどこへ向かうか

自分が行くべきではなかったのかと考え込む愛さんは、思い詰めるあまりスクールアイドルをやめると(勢いとはいえ)言ってしまいます。1期では彼方ちゃんが同じことを言ったのですが、周囲の反応は「そんなことはないよ」というものでした。しかし果林さんは果林さんらしく、愛さんを鼓舞します。

スクールアイドルをやめたいならやめればいい。代わりに自分がステージに立ち、愛のファンも美里さんも魅了してしまうと。それは愛さんにとってのゼンマイだったのでしょう。「やめるのをやめる」愛さんにとって、果林さんのやり方が効いたのです。

この話全体を通して、愛さんの言動がやや幼く、特に喋り方が普段より幼く聞こえる点には注目すべきでしょう。美里さんという「お姉ちゃん」の前で、頼れる助っ人としての愛さんではなく、実は意外とわがままで、それでもやっぱりまっすぐな愛さんの姿が露呈しています。

互いに仲良くすることは自分には合わないとしていた果林さんを、ライバルとしてステージに立とうと引き込みます。2人は互いに高め合っていける存在なのです。

ライブ当日。唐突なりなあいが私を原初の無へと解体します。愛さんを抱き締め、ただ「大丈夫」とだけ言う璃奈ちゃん。1期では愛さんに気持ちを察されることで救われた璃奈ちゃんが、今度は愛さんの心を読んで抱擁する。この流れはもうだめです。泣きます。ありがとうございます。

配信形式でも行われたライブは、会場に踏み込むのを躊躇った美里さんにも確かに届きました。明日から一歩を踏み出せるような、その気持ちを燃え上がらせるような、笑顔が湧き上がってくるような曲でした。個人的には早口パートが最高でしたね。ボディラインが浮き出るセクシーな衣装もDDらしいです。頭の輪っかが丸形蛍光灯に見えた同好会の諸君、

背面ばかりを見せていたパンダが顔を見せたこと。美里さんを表すような飛行機雲が、まっすぐ伸びていって途中で消えたこと。彼女が楽しいと思いながら一歩を踏み出し、その未来がどんな風になるか分からないことを示唆しているようです。美里さんもまた、新しい地図を手に新しい空を目指し始めたのでしょう。

それにしても、ちらちら映り込む姫で笑かしてくるのよくないて。

一定の情報量を詰めないといけない規則でもあるんか

まずDD回が1話でまとまったのも驚きなのですが、CM後にここぞとばかりに情報をぶっこんでくるのは罪よ。さっきリアル正座待機していた栞子が、嵐珠のステージを見て改めて適性について語ります。そこに現れたのは彼女の――。次回はA・ZU・NA回のようですが、同時に栞子ちゃんの物語も動き始めそうです。

前回の感想はこちら↓

tenshi-shitsuzi.hatenablog.com