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スパスタ2期に言いたいこと

 スパスタ2期に言いたいことがあります。なぜ今更かというと、1周目の視聴時に心が離れてしまって、先月ようやく覚悟を決めて2周目を視聴したからです。その間、愉快な仲間たちオタクと話して自分の意見が整理できたというのもあります。

 言いたいことは1つです。「脚本のためにキャラクターを貶めたり、個性を死なせたりしないで欲しい」。

 私はスクールアイドルが個性豊かに輝いている物語を見たかったのですが、スパスタ2期は脚本が先行してキャラクターの個性が潰れてしまっている印象でした。1人ずつ見ていきます。

目次

澁谷かのん:応援する隙が無い

 「かのん偏重」という言葉を頻繁に見かけます。確かに2期ではかのんの見せ場が多かったのですが、私はそれ自体ではなく、かのんが強すぎることに注目します。

 

・歌の上手さがさらに強調され、世界に通用するレベルになった
・後輩の悩みにすぐ気付き、助言を与えて悩みを解消する
・自分はほとんど悩んだり迷ったりしない

 

 この通り、弱点が無さすぎてシビルドンどこかとっつきにくい。応援する隙が無いというか、もっと言ってしまえば応援する必要がない

 1期では、人前で歌えないことを克服しようともがくかのんを見て、思わず応援したくなったものです。弱さを抱えているところに「かのんらしさ」があった。2期でも何か弱点があってほしかった……。

ようやく「弱さ」を見せたかのん

 ほとんど唯一かのんが弱さを見せたのは12話の、母親の前で「たこ焼き買ってきた」と泣き出す場面です。家族の前で感情があふれ出すかのんを見て、ようやく彼女が弱さを見せたことにどこか安心する気持ちがありました。なお数分後には留学問題が解決する。

 もしかのんに弱点を用意しないのであれば、かのん含む1期生は成長しきったものとして、2期生の成長を中心に描くという方法もあったはずです。しかし後述する通り、2期生の成長描写はほとんどありませんでした。

 結局、選択肢は以下の2つしかなかったのだと思います。

 

「かのんに弱点を用意し、かのんの成長を中心に描く」
「かのんの弱点をなくす代わりに、2期生の成長を中心に描く」

 

 なのに「弱点が無いかのんが2期生を置いて無双する話」になってしまったのが、2期のかのん描写の最大の失敗点と言えます。教祖と揶揄されるのも仕方ないでしょう。

 さて、そんなかのんの描写についてもう1つ気になる点は、ウィーンの歌を否定したことです。

 具体的には、10話でウィーンの歌について「あれが本当の歌なのかな」「マルガレーテちゃんから伝わってくる気持ちは『勝つ』ただそれだけ」と述べ、その後「楽しくて大変でここにしかない喜びがあふれる歌が本当の歌(要約)」と言います。東京予選ではわざわざ本人に向かって「そんなの本当の歌じゃない」と言い放ちます。さらにその後「マルガレーテちゃんにはスクールアイドルのステージには立ってほしくない」とも。

「そんなの本当の歌じゃない!」わざわざ言わんでも

 でもかのんは歌が好きだったはず。世界に歌を響かせようとしている人が、なぜ他者の歌を公然と否定するのでしょうか。ここに、澁谷かのんというキャラクターの個性が揺らいでいるように思えます。

 その点に目をつむるにしても、本当の歌まわりの理論はよく分からなくて、まるで楽しくない歌は本当の歌ではないかのようにも聞こえます。でもLiella! の歌には悩み、苦しみ、葛藤を押し出したものもあったはず。それこそかのんのソロ曲『青空を待ってる』は、「楽しい歌」という印象ではありません。

 以上のように考えると、かのんならウィーンについてこう言うのが自然ではないでしょうか。「私たちの『本当の歌』とマルガレーテちゃんの『本当の歌』は違うけれど、どっちも正しい。でも大会では勝ってみせる」と。互いを認め合える存在こそがライバルと言えるのではないでしょうか?

 もし「他者の歌を否定したこと」そのものがかのんの弱点であり、アニメ3期でそれを克服するストーリーが描かれるのなら、2期の問題は2期で解決しろよというツッコミは置いておいて私は拍手を惜しみません。

唐可可:ツンを越えてただの悪口デス

 スパスタ2期から心が離れ、そして今この記事を書いている理由の大半は、推しである可可の描写にあまりにも納得がいかなかったからです。

 2期の序盤に特に顕著ですが、可可はすみれに対して態度が非常にキツく、悪口めいたことを頻繁に口にします。ざっと以下の通り。

 

1話 「(音楽科の生徒は)全員すみれより上」
1話 「(新入部員が増えないのは)すみれが問題」
2話 「すみれのせい」×2
3話 「すみれが言うと説得力ないですが」
5話 「すみれみたいな卑しい考え」
6話 「曲がった性格してるのはすみれだけ」

 

 一体すみれが何を……!?

 怖いのは、これらの発言が根拠なく、唐突に飛び出すことです。例えば、すみれが新入生を怖がらせてしまったりして、それに対して「すみれのせい」と言うのであれば納得がいきます。しかし可可はほとんど脈絡なくキツいことを言うのです。根拠のない悪口という点では、定義上は誹謗中傷に当てはまります。

「すみれのせいです」の理由は明示されていない

 そうなってくると周囲が可可のセリフについてほとんど言及しないのも不気味です。特にいじめられていた過去をもつ千砂都なら、叱るまでいかなくとも「ちょっと言い過ぎだよ」と苦笑しながら注意するのが自然ではないでしょうか。

 そういうわけで「すみれといると可可の口が悪くなる」ため、可可とすみれが一緒に映るたびに変な汗をかく有様でした。また、Twitterでも可可の態度に対する苦言を多く目にして非常にやきもきしました。

 「私、可可。唐可可デス!」1期1話の可可は素直で、天真爛漫で……こう書くとなんだか懐古厨みたいですが、推しが2期で急に悪口ばかり飛ばすようになっていたら昔を懐かしみたくもなりますよ。実際、ニコニコ動画の1期1話(公式)には「この頃の可可にもどして」などのまるで可可が闇落ちしたかのようなコメントが散見されます。

(https://www.nicovideo.jp/watch/so39020185)より

 どうして可可はこのような性格になったのでしょうか。

 公式が可可をツンデレキャラにしたがっていたのは明確です。9話の「大嫌いで大好きデス」というツンデレ界の聖書に載っていそうな言葉からもそれが窺えます。1期に比べて口がキツくなったのはすみれとの距離が縮まったから。周囲が何も言わないのは、可可が本気じゃないと分かっているから。ということなのでしょう。

 が、前述通り可可のツンはもはや「ツン」の範疇を超えた、ただの悪口です。それを差し引いても9話に至るまで、つまり2か月前後もの間、延々と「ツン」の部分だけを描くというのは無理がありました。各話ごとにもっと「デレ」成分を入れておけば印象は違ったと思います。

 もう1つの説として(可能性は低いですが)、毒舌キャラを狙ったということもありえます。だとしても、毒舌は特定の状況に対して的確に鋭いツッコミを入れるからキャラとして活きるのであって、根拠も何もないのにずけずけ言うだけの子は毒舌キャラとしても微妙です。

 いずれにせよ「大嫌いで大好きデス」を言わせたかったのでしょうが、そのために可可を貶めたことは、私にとってスパスタ2期に不信感を抱かせました。アニメに対してこのような感情をもつのは初めてでした。

こういう場面もっとください

 一応、メイと一緒に神宮競技場に乗り込むところなど、以前の可可らしいところもあるにはあったので、アニメ3期でも可愛らしい可可をもっと見たいです。可可推しとして、切にそう思います。可可の「可」は可愛いの「可」だって100万回言ってきましたから。

 ところで可可が目立っていますが、実は他の子にも口が悪くなる場面があります。例えばきな子が4話で「(かのん以外の)部長候補がだいぶ限られる」と発言したり、夏美が11話で「すみれ先輩の人徳の無さ」「(かのん以外の)先輩は信頼感が薄い」と発言したり……。

 いずれもギャグ寄りのシーンなのでそこまで気にはなりませんが、根拠がなく、唐突に発せられるという点ではこれらの発言も可可と同様の問題を抱えていると言えます。なぜキャラに悪口を言わせたがるのでしょうか……?

葉月恋:「意外な一面」ばかり目立つ

 1期の頃から妙に不遇な葉月恋。Liella! 加入時の描写にもツッコミどころは多いのですが、その話をすると長いので、とりあえず加入後の話に留めます。1期の話も入ってきますがご了承ください。

 まず前提として「ミトメラレナイ系生徒会長」は、以下のような流れをたどることが多いです。

 

加入前 スクールアイドル活動を否定
加入前 徐々に軟化
加入  事情が明らかになり、加入
加入後 本来の個性が見えてくる
加入後 意外な一面が明らかになる

 

 恋の場合、4つ目の「本来の個性が見えてくる」のところが不十分な割に5つ目の「意外な一面が明らかになる」のところがやたら押し出されるのが問題です。

 

・ラップをしろと言われてゴーグルのまま短歌を詠む(1期10話)
・大人なサイトのバナーに興味津々(1期11話)(1期12話でも強調)
・ゲームに夢中になる(2期7話)

 

 このように本来の個性が見えないうちに意外な一面ばかりを強調するのは、土台の無いところに建物を建てるようなものです。

 しかも恋の「意外な一面」はギャグ寄りのテイストで演出されることが多く、結果としてネタキャラ……とまでは言わないものの、他の子と比べるとネタが多めのキャラに見えてしまいます。

あちこちで擦られている例の場面

 もちろん、本来の個性は一応描かれてはいます。いちごが好きなことが随所から窺えますし、おしとやかな性格でLiella! の清涼剤のような役割を果たしています。

 しかし加入が遅かったのと、アニメ2期の中盤まで個人回をもらえなかったことが災いし、他の子と比べて個性の描写が少ない印象です。特技のバレエとピアノも、バレエは1期6話で踊ったきり、ピアノは何気に2期中盤まで弾いたことがありませんでした(※ただし歌やダンスの中にはバレエやピアノの要素が見られます)。

 また、アニメ外の話にはなりますが、ライブにおける恋のコーレスが「あきあかね~」でありネタ場面から取られているのも、他の場面から取りようがなかったことの現れのように思えます。

 ……ここまでくると、本来の個性を描けないあまり、ネタ的に「意外な一面」を入れでもしないと恋を目立たせることができないのではないか……? と疑いたくもなってしまいます。

 アニメ3期ではさらに出番を増やしてほしいものですが……3期生も新たに加入するという状況で、1期生である恋の「見どころ」がどこまで描かれるかは疑問です。

2期生:成長してない、ねっ?

 『ラブライブ!』のストーリーの基本は「成長」だと思っています。色々な困難にぶつかり、成長してそれを乗り越える、というのが1つの定型になっているわけです。では2期生はどのように成長したかというと……。

 

2話 きな子が1期生との実力差を意識
5話 きな子、メイ、四季が1期生との実力差を意識
9話 2期生全員が1期生と実力差があるという前提のストーリー展開

 

 なんと9話に至るまで、2期生は実力差があると言われ続けます。そして10話以降、明確な成長描写はなく、そのまま優勝です。これでは優勝の説得力がまるでありません。

 そもそも『ラブライブ!』は、身体面の成長よりも精神面の成長にスポットライトを当てます。で、アニメ2期で度々指摘される実力差というのは「身体面の実力差」です。実際、2期生が先輩に追いつこうと練習を重ねる……という場面がかなり多く描かれていましたが、仮に「歌が上手くなった」「体力がついた」という描写があっても、精神面の成長と一緒に描かれなければ意味がありません。

ただ練習して上手くなった、だけでは説得力に欠ける

 もちろん、精神面の成長が描かれなかったわけではありません。特に4話のメイと四季の描写は本当に見事で魅せられました。ただそれは序盤、加入時の話です。中盤以降の2期生は「2期生」としてくくられた上に、「いつ・何が・どのように成長したのか」が十分に描かれないままでした。「追いつけ、追い越せ」というフレーズも今や虚しく響くばかりです。

 だから2期生は華々しく登場した割に存在感が薄いのです。もっと2期生の必要性が伝わってくるようなストーリーが見たかったなぁ。

 特にきな子は不遇気味で、「きな子がしたこと」がほとんど無いという有様。加入直後にLiella! が優勝を目指すという目的を再確認するきっかけを作りはしましたが、前述の実力差問題の度に目的の再確認を行うため、結果的にきな子が目立たなくなりました。

 その後、夏美と絡みはするものの、最強無双先輩が夏美を勧誘してしまったのが痛手となっていまいち活躍できずじまいでした。

いやあんたが勧誘するんかーい

 夢についての話でかのんを動かしやすかったのは理解できますが、それでも夏美を勧誘するのはきな子(せめて2期生全員)が良かったと思いますよ。もしそうしていれば多少はきな子の存在感も出たことでしょう。北海道出身と「っす」のおかげで、空気になることだけは回避できていますが……。

 アニメ3期の2期生は、先輩であり後輩であるという、美味しくもあり難しくもあるポジションになります。先輩後輩が強く意識されるスパスタにおいて、2期生がしっかり活躍できるのかが見どころです。

サニパ:お願いだからサニパを返して(切実)

 サニパはおそらく、スパスタ2期最大の被害者です。

 1期では「越えられなかった壁」「越えるべき壁」というライバルとしての役割と、アドバイスをくれる先輩的な役割を同時に担っていたSunny Passion。当然誰もが思ったでしょう。2期ではLiella! とサニパが戦うのだろうと。

 

1話 回想に登場。
3話 大会連覇の目標を掲げる。
8話 ステージお披露目。
9話 ウィーンに負けていた。
12話 客席で応援。

 

 ?????

 あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!「サニパと戦うと思ったらサニパがいつのまにか負けていた」な…何を言っているのかわからねーと思うが

 なんだろうこの、ガックシ感。Liella! がサニパに正々堂々勝って、悔しそうに笑う悠奈さんがかのんと拳を合わせるんじゃなかったのか……?(※一部オタクの妄想が混入しています。)

踊る姿すら描いてもらえない

 敗北の描写はほとんどなく、負けた理由は「慢心」「相手が強かった」だけ。嫌な言い方ですが、ウィーンのかませ犬になってしまった感は否めません。負けた後の補完描写も特にないままで、楽曲はアニメ中では1コーラスすら満足に披露されずじまい。ここまで不遇だと、神津島とのタイアップにも影響するんじゃないかと心配してしまいます。

 最大の問題点は、サニパのライバルとしての個性が完全に損なわれたことです。これは、Liella! とサニパの勝負を描いていればクリアできた問題だと思います。大会の段取りも併せて考えると、

 

代々木フェス ウィーン登場
地区予選   サニパに勝利
東京予選   ウィーンに勝利
本大会    優勝

 

 このような流れにすれば、サニパは最後までLiella! のライバルであり続けられるし、ウィーンの活躍の機会も潰しません。しかもこれ、地区予選のところ以外は本編と同じです。要するに、地区予選でウィーンがサニパに勝ってしまったのが全てを狂わせたと言えます。

 ライバル同士で潰し合わせる必要は全くありませんでした。タイプの違う2大ライバルとして、順番に戦っていけばよかっただけの話です。物語がやや単調になった可能性はありますが、それでもよほどマシだったことでしょう。

 3期の描写に期待したいですが、サニパはもう卒業してしまい、スクールアイドルができなくなることが劇中でも示唆されています。3期生の描写などやることがたくさんある中でサニパの活躍にはあまり期待できないというのが現在の状況です。せめてスピンオフが出てほしい……。

ウィーン・マルガレーテ:最初に下げるのやめよう?

 先日3期生の発表があり、大方の予想通りウィーン・マルガレーテが加入することになりました。おめでとうございます!

 ――だったらなんであんなに好感度を下げた!?

 まず、序盤からラブライブ!大会を「くだらない」と一蹴したのが大変です。今作から『ラブライブ!』に入った人ならともかく、前2作を知っている視聴者からの印象を一気に下げてしまいます。他シリーズでもライバルがラブライブ!大会やスクールアイドルそのものを否定した例はなく、大人を含めても1名のみです。A-RISEも素人にしか見えないチカ……? あれは無印のことだから……。

初見時は「そこまで言わせるか!?」とビックリした

 そして東京大会で負けるや否やマイクを強奪! 「私はこの結果を認めない」! これはすごい、嫌われる前提の脚本なのでしょうか。そういえば劇中でもこの行動は批判されていましたね。つまり「一般的に批判を受けるような行為だと分かっていてなおこの行動を取らせた」ということです。

 制作陣の意図は読めませんが、可能性があるとしたら「年相応の行動」としての描写でしょうか。しかし中学3年生はそれなりに分別のつく年頃ですし、それでキャラクターを貶めるくらいならやらない方がいいです。年相応というなら、悔し涙を流させるという手もあったはずですし。

 12話ではようやく態度が軟化し、たこ焼きを頬張ったりする(それこそ年相応な)シーンもありましたが、彼女の中でラブライブ!大会に対する考え方が変わったことは示唆されていません。根本的な問題は未だ解決していないのです。

 このようにラブライブ!大会を否定してきたウィーンですが、一方で世界レベルの歌の才能をもつかのんから歌を否定されてしまったので、完全に立場が無くなっています。受験に失敗したという共通点からして、ウィーンは「ifかのん」として描かれている節がありますが、だからこそ余計にこれが効きました。

 アニメ2期を通してずっと他を否定し、他から否定されたキャラクター。ちょっと悲しすぎます……。

 なぜ加入すると決まっている子の印象を最初から下げるのでしょう? なぜここまで追い詰めるのでしょう? 3期で印象を回復するつもりなら、遅すぎます。2期から3期の間はそれなりに空くのですから。

 また、ウィーンがLiella! に加入するにあたって、「留学中止の理由は何なのか」「ウィーンのラブライブ!大会に対する思いを変えることができるのか」という問題があります。これをうまいこと解決できるかどうか……。しっかり描写して欲しいところです。

さいごに

 スパスタ2期は、他にも色々問題点があります。部長や生徒会が死に設定になったことなどですね。ただ今回はとりあえず、特に気になったところを取り上げました。

 『ラブライブ!』のような作品では特に、脚本はキャラクターの魅力を最大限引き出すものであるべきだと思います。スパスタ2期はその逆、脚本がキャラクターの魅力を潰していくものでした。炎上するのも仕方なしと言えましょう。

 今、『ラブライブ!』シリーズはある種の転換期を迎えていて、現行で動いている主なシリーズはサンシャイン、ニジガク、スパスタ、そして蓮ノ空と4つもあります。しかもスパスタは他のシリーズと違い、まとまったストーリーが展開されている媒体がアニメしかありません。

 つまり、スパスタのアニメに見切りをつけたファンはそのまま別のシリーズに流れてしまうのです。実際、私の周りにも他界した人が数人います。アニメ3期でも転んでしまえば、いよいよスパスタというシリーズそのものが危うくなりそうです。

 私は一応、アニメ3期も最後まで見るつもりです。これが諦めないキモチ。それに、2期にも良いシーンはあったわけだから、3期が良くなる可能性は十分あります。あると信じたい。

 失敗は成功の準備運動

 これからも小さな星々が輝き続けることを願います。