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『ラブライブ!』3校合同年越しカウントダウンライブ感想

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LoveLive! Series Presents COUNTDOWN LoveLive! 2021→2022 〜LIVE with a smile!〜』に配信参加したので、感想を書きます。
最初に全体的な感想を書くと、Aqoursさんは「爽やかな朝」ニジガクは「賑やかな昼」Liella!は「清らかな夜」という感じでした。
注・私が知っているのはニジガク・Liella!だけで、Aqoursさんはミリしらです。もちろん、知らないなりにしっかり感想書きますので、よろしくお願いします。

目次

オープニング

最初に各グループの最新情報が流れた後、事前にYouTubeでも公開されていた、26人からのメッセージが流れました。ニジガクはけっこう「私を見てね!」系の文言が多く、ニジガクらしいなと思いました。かすみんがそれ言わなかったら逆に違和感ですが。それにしても26人、本当に多いです。何年もかけて紡がれてきた歴史の長さを実感させられました。
そして映るぴあアリーナMM、広い! 26色に彩られた光の海! 色が多過ぎてパッと見では誰推しか分からないのはご愛嬌。さらにここで楽しげな曲が流れます。初見の私は知らなかったのですが、µ'sさんの曲だそうで、会場のボルテージが爆上がりだったのも納得です。無印から追っていた人にとっては嬉しいファンサだったと思われます。
その後、2021年を振り返る映像が流れました。これは濃密すぎる1年間。各グループの活動は常に行われ、留まることを知らないようです。『ラブライブ!』というコンテンツがいかに壮大ということが、改めて分かりました。

始まりは君の空

君空キター! 新星Liella!のデビュー曲であり、タイトル通り「始まり」の歌。なるほど、ライブを始めるのにこれ以上相応しい曲はないでしょう。
ライブの最初の最初の歌声を務めたなぎちゃんですが、ほんと綺麗に伸びる声……。
コートナーフも美しく決まっていたようですが、配信だとちょっと見にくかったです。こればっかりは仕方ないですね。いつか現地で聴きたい曲です。

TOKIMEKI Runners

トキランキター! ニジガクといえばこの曲といって過言ではないでしょう。ないよね。君空が綺麗な感じだとすると、トキランはそれこそ「ワクワク」する感じです。それぞれのグループのデビュー曲はやはり、それぞれのグループを象徴していますね。バラバラの衣装もニジガクならでは。
私が今まで参戦したラ!関係のライブは、ニジガク3rdライブだけなのですが、そのときから2人増えてるのも新鮮でした。この2人に関しては後ほど触れていきます。
そして今回、ともりるは体調を鑑みて全体曲は欠席でしたが、ちゃんとともりるの立ち位置が空いてるのを見てちょっと泣いた……。空いてるに決まってるんですけど、見栄えよりも「そこにその人の空間を用意しておく」ことを優先する公式には感謝しかないのです。

DREAMY COLOR

ステージを照らす青い光。波の音。人差し指を高く掲げる伊波杏樹さん。Aqoursさんミリしらの私の感想は――かっっっっっこよ!!! そんなかっこいい登場の仕方があるんですか!?
青と白で統一された衣装と爽やかな曲調、そして会場を包み込む歌声! 何より、明らかに「余裕」があります。この中では一番先輩というだけあります。これがAqoursか……!
Liella!とニジガクがデビュー曲を歌ったのに対し、最近の曲だというのもなかなか素敵。自分の中でどうしても馴染みが薄いグループなのですが、YouTubeにこの曲が上がっているのを見て「Aqoursさんすごいな!」と思った記憶があります。

MC①

ここでMC。3校のスクールアイドルが「集合!」の掛け声の元に集まります。並んでいるのを見ると、まさに壮観。そしてあの死ぬほど長いタイトルを噛まずに言える伊波さん何者?
Liella!のライブもまだ未参加な私は*1、ライブでのさゆりんを初めて見ました。さゆりん、けっこう盛り上げ上手ですね。
ニジガクの挨拶でいつも思うのは、あぐぽんが一貫してファンを「あなた」と呼ぶの、めっちゃ好きです。
それにしてもAqoursさんの余裕がすごい。立っているだけで風格が違います。特に伊波さんの声はよく通りますね。あ~サンシャイン早く観なきゃ。

ピッタンコmy friends!【Aqours × ニジガク】

ここでLiella!は準備のために一度退場。「想いよひとつに! ピッタンコmy friends! カウントダウンで1.2.3!」というコーナーが始まります。名前長いの流行ってるのかな。これは、キャストの皆さんがアンケートに答えた回答の一致率から「ピッタンコmy friends」を決めるものです。同じ回答が多いほど、性格が似ているというわけですね。
最初はピッタンコ率70%、斉藤朱夏さんともえぴでした。すぐさまハートを送り合う2人。なるほど相性がいいようです。「焼肉に行ったら絶対白米を頼む」という朱夏さんに、謎の拍手。朱夏さんはドヤ顔でサムズアップ。こういう謎のくだり好きです。
続いてピッタンコ率75%、高槻かなこさんとあかりんです。律儀に挙手するあかりん可愛い。絶叫マシンが好きだというところで一致した2人。あかりんは叫び声を「言おうとしなければ言わないで乗れる」とのこと。ということは終始真顔で……?
最後にピッタンコ率85%、小宮有紗さんとなっちゃん! どよめく会場。ハートを送り合う2人。けっこう意外な組み合わせみたいですね。馬を「お馬さん」という小宮さんが可愛かったです。ラクダマウントも入りつつ、ここでコーナーは終了しました。

START!! True dreams

最初にLiella!のイントロ映像が流れます。各メンバーが映った後、アニメでの登場シーンが流れるというなかなかよき演出です。アニメを思い出して泣きそうでした。そういうところだぞ、もっとやれ。そしてロゴの出方がとてもお洒落です。
Liella!パート最初の曲は、やっぱりスタドリですね。この略し方で合ってる?
ライブで見るのは初めてでしたが、相変わらず可愛い衣装です。赤・青・白を纏った5人が踊る様子は圧巻。
さゆりんが緊張気味だったようですが、なぎちゃんとのハグが可愛すぎて、相殺どころかお釣りが来ましたね。あの表情はズルいです。
最後のサビ前にさゆりんが顔をくしゃっとして笑うのが本当に好き。ここの辺からさゆりんの声がどんどん伸びやかになっていくのもすごいと思いました。ライブの中で成長している……!

だから僕らは鳴らすんだ!

手拍子が鳴り出したらこの曲! 最初の煽りを務めるのは、私の最推しりーちゃんです。いやー……可愛い。この曲ではりーちゃんがセンター多めなのも、非常に嬉しいポイントでした。
手拍子から来る第一印象と異なり、意外と大人びた曲ですよね。サビで一気に盛り上がるところ、大好きです。振り付けはダイナミック! 特に1番サビの後の複雑な動き、みんなよくあんな高く脚が上がりますね!?
2番ではさゆりんの必殺技・ウィンクが炸裂。「let's jump!」のところではみんなで元気にジャンプ。最年少グループの初々しさと瑞々しさが感じられます。
ここでクラップ煽り。まずはなぎちゃんが座席指定しつつ盛り上げます。その勢いを保ってなこなこが継ぎ、「Tシャツ着てる人」「いや靴下履いてるよって人」「朝はパン派ですかね?」「いやご飯派ですって人」「今皆さん楽しいですか?」「もっと盛り上がっていけますか?」……とクラップを誘導します。煽りの引き出しが多い!
そして最後はセンターのりーちゃんがピースして終了。笑顔が眩しい。

MC②

ここでLiella!のMCです。ペイちゃんがてへギャラ全開でした。このてへギャラが後々流行るのですが、それはまた別のお話。
自己紹介が終わると、なぜかさゆりんの頭をなでなでするりーちゃん。可愛いか。なこなこは「広いぃ(低音)」からの、見ていないなぎちゃんに「聞いてぇ?」可愛い。可愛いしか感想書いてないです。許してください。

ノンフィクション!!

「どの曲が来るかなー。Tiny Starsかなー」とか思ってたらペイちゃんの「ギャラクシー☆彡」で「!?!?!?」ってなりました。意外な選曲です。そして大好きな曲なので嬉しいです。
ところでここで確認なのですが、ペイちゃんは現在18歳、ラ!声優の中で最年少です。なのに何ですかあの大人っぽい表情は!? 魅せられるとはこのことか。一方でサビ前の笑顔など、可愛らしいところも見せる。ギャップで窒息します。まさにペイちゃんのペイちゃんによるペイちゃんのためのステージ。ペイトン尚未の魅力が最大限に引き出された舞台でした。最後の「新しいドア開こう」のクイーン感は半端じゃないです。

Day1

続いて『Day1』。アニメ10話を推す私としては超絶解釈一致の歌だったりします。『ノンフィクション!!』とは違う大人っぽさ溢れる曲ですね。
それにしてもペイちゃんを筆頭に、みんなラップが上手い。希望溢れるサビでは5人の声がとても伸びやかでした。跳ねるような動きも元気で好きです。
あと、Cメロでさゆりんの手をアップにしたカメラマンに給与1年分。

私のSymphony

ここでしばらく時間が空き、次は何かとドキドキしながら待っていると、耳に飛び込んでくるさゆりんの声! 『私のSymphony』きたー! どうやら1stライブでは澁谷かのんver.だったようで、ライブで全員版が披露されるのは初めてだったようです。
この時点でさゆりんの声が最高潮になっていて、その声に震えるわ、11話を思い出すわ、さゆりんの顔がいいわで限界オタク化していました。個人的には、この曲は澁谷かのんの歌であり、同時に伊達さゆりの歌だとも思っているので、もう(語彙力)。
さゆりんソロのところの力強さは必見。勇気に満ち溢れた、まさに「これがさゆりんだ」って感じがしました。

Starlight Prologue

時間が経つのが早く感じます。もう最後かー……。そして最後に相応しい曲です。アニメの最後を飾った曲を、始まりの衣装で踊るというのもエモいですね。
サビの舞うような動きはLiella!のいいところ全開ですホント。そして階段を上り、各々のソロパートに入ります。みんな声の伸びに限界は無いのか。
そして、何よりもさゆりんのソロパート。この力強く、伸びやかな声は、ほんの数秒で会場を、画面の向こうの配信勢を魅了しました。さらに最後の最後の「君と煌きを」の部分は、もう伝説です。現地勢曰く、史上最大に声が出ていたそうですが、画面越しにもその響きがガンガン伝わってきました。鳥肌マックスでした。やっぱりさゆりんってすごい人なんだな……と感じました。

開花宣言

続いて、モニターにニジガクのメンバーが次々登場! ミア・テイラーと鐘嵐珠を入れた、12人揃っての初ライブです。
そして登場するあぐぽん。歌うのは『開花宣言』。アニガサキにもセリフが輸入されたりしたので、けっこう印象深い曲です。
あぐぽん、ソロ歌唱の先陣を切ったにも関わらず全くブレないのは流石としか言いようがありません。観客に手を振ったり、サビ前で腕を合わせる動きだったりがとても可愛らしかったです。

決意の光

「はいはい、今回は2ndの曲ね。次はかすみんが飛び込んでくるかな?」→『決意の光』の神イントロ→「あ~これはセトリ予測不可能なやつですね」
というわけでお次はこの曲。スクスタエアプな私*2が、YouTubeで聴いて一目ぼれした曲です。アニメOPっぽくて大好きです。
それにしても衣装の完成度がエグい。特にあの袖。あれをたなびかせながら舞い踊るもえぴのかっこよさときたら。イケメン決め顔からのカメラ上振りは天才。

オードリー

歌い出しで殺しに来る名曲『オードリー』です。専用装備:傘を持ったかおりんが登場。赤いコートが似合うことこの上ありません。1人で舞台に立っていると、身長が低いことを全く意識させない堂々とした立ち振る舞い、大女優の名に恥じません。背景の映像に歌詞を映すのも斬新であり、かつしずくちゃんらしい演出でした。最後に雨の雫を手で受ける振り付け大好き。

めっちゃGoing!!

難しい悩み事はぜ~んぶここに置いてっちゃって!」と、この荒んだ時代に生きる私たちを元気付けてくれるなっちゃんです。あと曲が変わった瞬間にぴょんぴょんするかおりん可愛い。
なっちゃんは本当に笑顔がキラキラしております。本当に悩みを吹き飛ばしてくれそうな感じです。見ていると本当に終始笑顔を絶やしません。これぞ愛さんパワー。

MELODY

ともりる登場! 最初の叫びからともりる全開、せつ菜ちゃん全開! この声を聞く度、体の中でアツいものが燃え上がるのを感じます。サビ前の「歌うよ!」のシャウトはもう最っっっ高! せつ菜ちゃんの大好きに賭ける思いのこもった曲で、私もこの曲が大好きです。最後のシャウトからの「ありがとう!」で全身が震えました。こちらこそありがとうと言いたい気持ちです。

Märchen Star

元気な感じの曲が続いたところで、あかりん登場。専用装備:月のベッドを召喚します。魔法使いのような衣装がとても似合っています。落ち着いた歌声を聴くと、何だか安心させられます。サビではまさかの月が昇るという演出もありました。サビの最後の最後にはウィンクで可愛い!

☆ワンダーランド☆

彼方先輩、おやすみなさぁ~い!中須そういうところだぞ!(大歓喜) あかりんも手を振り返しながら地面に吸い込まれていましたね。
専用装備:でっかい旗を携え、まゆち登場。かすみんとのシンクロ率がえげつないことで有名なまゆちですが、今回も相変わらずかすみんしていました。毎回この曲だけCメロまでいくのもかすみんらしい。そしてまゆちは旗を掲げ、豪快に振り回しながら、可愛く歌ってみせるのでした。可愛い(2回目)。

ドキピポ☆エモーション

ドキピポきたー! 私、ニジガクの一番推しが璃奈ちゃんなので、いつ来るかいつ来るかと楽しみにしていました。
璃奈ちゃんのダンスは機械的な動きとなめらかな動きが組み合わさっているのですが、それを踊りこなすちぇみーの身体能力に毎回驚かされます。また、璃奈ちゃんボードとしての表情を意識していると話していたことがありますが、ちぇみーを見ていると本当に璃奈ちゃんボードが見えることがあります。幻視とか言うな。
ころころ変わるカオとコミカルな動き、璃奈ちゃんの可愛いところを全部詰め込んだ、最高のステージでした。

Fire Bird

果林様降臨。青がイメージカラーである果林さんのステージが赤く染まるというのもなかなか新鮮です。あと薔薇トスが最高にクール。思わず見とれるとはまさにこのことでしょう。みゆたんの表情も艶やかで、めちゃくちゃかっこよかったです。レーザー全開なのもまた果林さんらしい。

哀温の詩

和を纏い、緑の光の中、舞って魅せるちゅんるん。この演舞最高じゃないですか? 数秒にしてこの迫力、そして静けさ。曲が始まると、扇の扱い方が上手すぎてビックリしました。くるくる回すのどうなってるの? また、華やかな髪飾りが非常に似合っていました。

I'm Still...

遂に初めて登壇した秀ちゃん! ところでニックネームは秀ちゃんで合ってます? ちょっと不安でして。
それはともかく。発音良っっっ! 流石はオーストラリア育ちです。曲調もあって、一際お洒落感が漂っていました。何より、本当に初めてステージに立ったのかと疑ってしまうほど落ち着いた佇まいには驚かされました。

Queendom

直前の生放送で、色んなライブに現地参戦していたことが話題になったほーみんも、遂に登壇。ある意味究極の現地参戦である。チャイナドレスに、マントのように羽織ったジャケットが、ほーみんと最高にマッチしています。中華風の踊りも完璧にこなしていて、秀ちゃん同様、初めてのステージとは全く思えませんでした。

MC③

踊り終わったほーみんに「すごかったぞー!」と大興奮のニジガク勢。仲良しです。あとちぇみーが秀ちゃんと手繫いでるの見てほっこりしました。1人1人の自己紹介では、一言話すときの動きに、それぞれの個性が凝縮されている感じがしました。また、コーレスをやりたいならニジガクのライブに行こう! と宣伝も忘れません。ニジガクらしいです。
秀ちゃんの衣装の話になると「回って!」コールからの「くるくるくる~」。可愛い。ほーみんは、自分の立つ場所が客席から舞台へ変わったことに言及していましたが、こういう話大好きなんですよ……。
配信勢へ向けた挨拶ではちぇみーがカメラなかなか見付けられなくて可愛かったです。また、4thライブの話ではなぜか手を高く掲げて直立するみゆたんで笑いました。
あぐぽんは「こんなわちゃわちゃした虹ヶ咲なんですけれども」からの「次が虹ヶ咲、○#%◇」と噛むというフラグ回収。流石はあぐぽんです。

L!L!L!(Love the Life We Live)

そして最後はやはり、12人揃ったニジガクの曲です。背景のMVでは統一された衣装、手前で踊っているみんなの衣装はバラバラと、この感じがまさに虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を象徴しているようでした。
個人的に好きなポイントは、「どこに行きたい?」「ねぇ 何を見てみたい?」で並ぶまゆちとちぇみー。可愛いが渋滞している。また、「芽生えたときめき 分けあいたくて」のところで、初めて舞台に立った2人が並ぶところではけっこう感動しましたね。歌い方もオリジナルより元気な感じでした。
ちなみに、配信で音源がズレていたのはここです。5~10秒くらいズレていました。現在は修正されています。仕事が早い公式に感謝。

ピッタンコmy friends!【ニジガク × Liella!】

ここでLiella!も合流。再びこのコーナーです。ニジガクとLiella!を知っている私としては楽しみな組み合わせでした。
まずはピッタンコ率70%、かおりんとりーちゃん!

かおりん背丈じゃない背丈じゃない

しかし容赦なく並ばされる2人。一方で低身長=さゆりんと認識しているりーちゃんは「お先に伊達」という迷台詞を残しました。さて、2人が並ぶと身長差がすごい! それもそのはず、ラ!声優の中で一番背が高いりーちゃん(167cm)と一番背が低いかおりん(146cm)の身長差は実に21cmもあるのです。
続いて80%一致のなっちゃんとなぎちゃん。今書いてみると、あだ名も80%一致だ。すごい偶然。2人も並ぶ流れになると、打って変わって身長は同じくらい。テンションの高さで言うと、確かに似ているのかもしれません。特になぎちゃんの興奮具合がすさまじかった。
そして85%一致のところで、みゆたんの「(85は)四捨五入したら100だからこんなの」という迷言が発動しました。果林さんかな? それはともかく、ピッタンコ率1位のペアはちゅんるんとなこなこ。そのことが分かった瞬間のなこなこは……。
「あーーー↑↑(地面に伏せる)あーーー↑↑ ほわ、ほい、ほわ、エマちゃんが、推しなんです……!(会場から拍手)嬉しいですーーー↑↑どうしよう」なお終始超高音。歌っているときですらほとんど聞く機会の無い高さです。
一致しなかった質問は互いのポジションが姉妹のどちらか。姉と答えたなこなこは「(Liella!は)ボケが多くて……」と言います。そこからペイちゃんの「ママ~」「ママちゃうわ! 誰がママじゃ!」で完璧にオチをつけるあたりが流石Liella!です。

WATER BLUE NEW WORLD

Aqours堂々登場――。照明の中に立つ9人。何回も言いますが、かっこいい。なお、この後の曲は、あえて何の曲なのか調べずに感想書きます。
まず、衣装がすごく綺麗。3通り確認しましたが、青を基調に白と黒をメインにした意匠がとても素敵です。そして非常にびっくりしたのが、スカート取れるんかい! めっちゃお洒落な演出じゃないですか。
曲としては、澄んでいて、高らかで、空へ伸びていくような、海へと進んでいくような雰囲気を感じました。途中でセリフ調の部分があるのも新鮮でした。Cメロのダンスも最高にクール。そして何より、サビのかっこよさ、そしてアツさは、思わず歌ってみたくなるものでした。Aqoursさん、すごすぎます。

青空 Jumping Heart

続いての曲はすごく元気な感じですね。明るい曲調と、サビに入る掛け声が印象的。カラオケで歌ったらめっちゃ盛り上がるやつですね。あと、全員でぴょんぴょん跳ねるところが可愛らしかったです。「サンシャイン」という歌詞も聞こえたので、たぶんオープニングの曲ではないかと予想します。当たってたらほめてください。実のところ、背景の映像から分かりました。

Dance with Minotaurus

先程の曲とはまた違った感じで元気な曲ですね。掛け声全開で楽しい感じ。ところでミノタウロスは一体……? いや何なのかは知っているのですが、なぜ怪物の名前がこの曲に入っているのでしょうか。恋の迷宮的な意味……? 誰か教えてください。それで、恐らくミノタウロス由来だと思われる、指で角を作って牛のようにする振り付けが可愛いですね。また、お姉さん的な歌詞が、3校の中でまさに一番お姉さんであるAqoursさんにピッタリだと思いました。

MC④

ここでMC。いや~伊波さん声めっちゃ通る。「虹ちゃん楽しかったかい?」「Liella!ちゃん楽しかったかい?」「Aqoursも楽しいかい?」これは声を出せないのが残念すぎる。いえーいとか言いたいですわ。
自己紹介ではそれぞれ一言ずつ入っての挨拶になりました。初見にも関わらず、なんとなく皆さんのキャラが掴めましたよ。個人的には、「ハグしよ」がすごく印象に残りました。可愛いな。

Fantastic Departure!

イントロからクールの極み。朝の雰囲気が強いAqoursさんですが、こういう夜っぽい雰囲気の曲もあるんですね(個人的な感想です)。イルカやクジラといった歌詞もまさに「海」を象徴しているようで素敵。「イルカが呼んで 僕らを呼んで」のリズムの良さも、中毒性高いです。あとラスサビ前の「手を伸ばして!」のかっこよさが尋常じゃありません。

未来の僕らは知ってるよ

あ、曲名聞いたことある! 背景の映像的に多分オープニングだ!
いやそれは冗談としても、本当に曲調とかリズムとかが、オープニングだって伝わってきます。奮い立つような、勇気をもらえるような、物語の始まりを予感させるような感じがあります。「あ、『ラブライブ!』だな」って感じの雰囲気。それでいながらかっこよさもあります。先程から繰り返している「かっこよさ」私が一番Aqoursさんに受ける印象です。
そうそう、この曲でもジャンプがたくさんありましたが、これはAqoursさんの曲の特徴だったりするのでしょうか?

ピッタンコmy friends!【Aqours × Liella!】

Liella!が合流するや否や給水タイムが始まります。「Liella!ちゃんごめんね、Aqoursってけっこう自由だから」確かにそんな感じがあります。微笑ましい。
さあ、このコーナーもいよいよ最後。地味に『1.2.3!』が流れましたが、これで出番は終了です。年代的にはやや隔たりのある2校ですが、どうなるのか。
まずピッタンコ率75%、鈴木愛奈さんとさゆりん。「ぎゃーっ」といつもの悲鳴を上げたのはさゆりんです。身長も同じくらいで「兄弟?」と言われていました。どちらもインドア派ということでシンパシーがあったようです。
続いて80%の諏訪ななかさんとペイちゃん。ペイちゃんは思いっきり目を見開いて手で口を押さえ大絶叫という、なこなこと並ぶ反応を見せました。2人は出身地も埼玉で同じなのでした。
最後のピッタンコ率は驚異の90%。「これは本人」という言葉も出ましたが、果たしてどの2人なのかというと、伊波杏樹さんとなぎちゃん。伊波杏樹さんとなぎちゃん!? Aqours初見の私でも驚ける組み合わせです。
なぎちゃんはかなり恐縮だったのか上半身引き気味でしたが、5秒で打ち解けました。伊波さんの「みかん好き?」というみかんプレッシャーにも「大好きです」「朝食べてきました」と完璧に対応。伊波さんは「(なぎちゃんを)Aqoursに持ってっちゃおっかな~」とナチュラルになぎちゃんを拉致。なぎを入れて10人や。なぎちゃんもなぎちゃんで「ばいば~い」と即答します。私の腹筋はここでダメになりましたハイ。

Radio with a smile!

ラブライブ!』はラジオ配信も頻繁に行っており、『ラブライブ!シリーズのオールナイトニッポンGOLD』などが有名です。だからといって急にラジオが始まるのは予想できませんよ。メンバーは降幡愛さん、ちぇみー、そしてりーちゃん。後ろ2名は私の推しです。勝利。完璧すぎる布陣です。
さて、ラジオは非常に楽しそうにのほほんと始まりました。りーちゃんは「緊張していま~す」可愛い。リエラジの件を振られて「はい」とだけ返事して笑いを誘うと「何で笑うの!」ほんと可愛い。最初はちぇみーがやけに大人しい気がしましたが、喋り始めるといつもの田中ァ!でした。
ラジオの内容は主にラジオタイアップスプリットシングルの話だったので、後ろの各項に書こうと思います。

Shooting Voice!!

りーちゃん曰く「歌を届けたい曲」。降幡さんがLiella!の歌唱力はお化けと言っていましたが、全く同感です。ツアーで鍛えられたバキバキのLiella!とも言っていましたが、なんかすごい語彙力だな。振り付けは今回初めて見るわけですが、りーちゃんによれば、思ったより激しいとのこと。俄然楽しみになってきた。
実際に始まると、最初のアカペラのハーモニーがやっぱりすごい。夜空に吸い込まれていく感じです。その一方、振り付けはかなりアクティブ。Liella!の曲の中でも5本の指に入る激しさではないでしょうか。そして衣装のライブTシャツが可愛い! それぞれ違う位置に刺繍のようなデザインがあって素敵です。りーちゃんの衣装にはワッペンがついていて、もう可愛さの極みかと。ラスサビでセンターでステップを踏むさゆりんがこれまた可愛かったです。最後の「飛ばそう shooting voice!」はすごい伸びやかで、流れ星のようでした。これぞ「清らかな夜」。

ラクル STAY TUNE!

ちぇみー曰く、テンションがすごいアガって、ライブで盛り上がる曲。気になったのは「みんながわちゃわちゃ言ってるシーン」があるということ。フルで聴いてない私は「???」状態。実際見てみると、なんかもう、すごかったです。
イントロの時点で楽しそう。既にわちゃわちゃしています。あと衣装がすごい。絶対に素材をそのまま使ってなるものかと言わんばかりに改造しています。なっちゃんの、もうそれパーカーじゃん。さて歌が始まると、ラップ調の部分でテンションアガりつつ、秀ちゃんの「One for all! All for one!」で引き締まります。アーカイブで気が付きましたが、背景の歌詞が電光掲示板風なのもお洒落。サビではレコードを擦るような動きと「Wow Wow Wow」のリズムがノリやすいです。2番での「虹ヶ咲!」のところとかめっちゃ虹ヶ咲。
そしてCメロ。突然かすみん登場。「わちゃわちゃってこのことか!」と納得。せつ菜ちゃんの台詞ではみんなが上を見上げていて泣きそうになりました。だじゃれを連発する愛さん、ガチでおやつ持ってくるエマさん、常識人栞子、自由奔放嵐珠にフリーダムなミア。ちゃんと周りを見ているしずくちゃんに、やっぱり寝ていた彼方ちゃん。果林さんが場をまとめ、璃奈ちゃんはまさかの璃奈ちゃんボードで「みんなの声、好き!」個人的にボード出てきてめっちゃ嬉しかったです。そして不動のヒロイン歩夢。いつもの同好会ですね~。ここの歌詞検索したら全文出てきてビビった。「チャンネルはそのまま(= STAY TUNE)」でタイトル回収もアツかったです。まさに「賑やかな昼」!

not ALONE not HITORI

「1人じゃない歌」との触れ込み。カントリーっぽく、かつしっとりエモーショナル。何それ気になる。ルビィちゃんの声から始まるので「癒されますねぇ~」というりーちゃんに癒されますね。降幡さんが「10人目のみんなとして」一緒に踊って欲しいと言っていたのがエモかったです。
実際聴いてみると、ちょっと大人しめなのに、カントリーチックな曲調で湿っぽくはならない感じです。「飛んでけー!」という歌詞が印象的。サビでは思わず手拍子したくなりました。振り付けも頑張ればどうにかなるかもしれなくもないルビィちゃんの「1人じゃない!」という力強いメッセージも聞けました。衣装は、白いふわふわとリボンがすごく可愛らしかったです。この曲は「爽やかな朝」でした。

MC⑤

ここで再び全員集合。同時に時計が表示され、「23:51」いつの間に!?
各グループが1年間を振り返ります。Liella!は激動の1年でしたが、デビューから1年は経っていないと聞いて改めてびっくりしました。1stライブツアー宮城公演は来週。Liella!の忙しさは異常です。月何回、というか週何回ライブしてるんだ? ニジガクはけっこうな数のライブをやっていました。私は3rdライブだけ参加できました。シャッフルフェスティバルは円盤買います。Aqoursさんは、ライブの中止が相次いだと風の噂で聞きました。年末のライブができたのは本当に僥倖だったのでしょう。メットライフドームが埼玉にあるくだりで突然振られ、なぜかロボットダンスをして照れるペイちゃん可愛いぞ。

カウントダウン

30秒のカウントが始まり、慌てふためく26名。10秒前にカウント開始と決めるも、僅かに間に合わず9秒から。そういうところ好きです。そして「ハッピーニューイヤー!」で「年越しイェイイェイ!」遂に2022年突入です。このとき、ちぇみーとともりるがなかよしで好きすぎた。
そして新年の挨拶です。「新年明けましてッッッ!」からの「今年のAqours全力で突っ走っていきたいと思いますついてきてくださいよろしくお願いします!」を一息で言う伊波さん、肺活量エグい。
さらに1/1はダイヤさんのお誕生日なのでした。声は出せませんが、笑顔と目力で祝福を伝えようとのこと。おめでとうの声を受け、ダイヤさんからお礼がありました。「流石お姉ちゃん!」のアドリブも好き。
最後の曲のために並ぶところでは、伊波さんが思わず笑って「新鮮だね」と言っていました。本当にそうだと思います。

LIVE with a smile!

全員の声から始まる歌。奇跡の瞬間です。また、踊りも何人かの組でそれぞれ違ったりして、どこを見ても楽しい! カメラが引くと26色の光の海が見えるというのも粋です。26人全員が1人ずつ歌っていくのも、1人1人を大切にしているのが伝わってきて、最高でした。Cメロでは新星Liella!が他と違うメロディを奏でます。
そしてステージのセンターに伊波杏樹さん、あぐぽん、さゆりんが集合。「最初に見た光 手を伸ばした時が始まりだったんだ」という歌詞に合わせ、『LoveLive!』の文字を見上げる3人。元旦に無印『ラブライブ!』のアニメを完走したのですが、それから改めて見ると、これµ'sじゃん……ってなりました。この数秒間の演出で伝説のスクールアイドルを降臨させるのはすごいです、すごすぎます。
そんなこんなで感動している間に曲が終わり、全員整列。お辞儀をしていくのですが、相変わらず伊波さんの「本日は本当にッ!!!」が響きます。最後に全員で手を繫いでお辞儀。最高です。
名残惜しいですが、順々に退場です。まずLiella!から。りーちゃんのカメラ目線いただきました。来年1年生きていけます。続いてニジガク。あぐぽんが去り際になぜか「ぴらぴら~」と言い残し、「何だあいつ」というシンプルなツッコミを受けました。最後にAqoursがそのぴらぴらを受け継ぎ、颯爽と去っていきました。最後までわちゃわちゃしていた26人でした。

キャスト年賀状2022

公式はそういうことするんですよー。油断してるとやられます。そうやってファンの心をがっちり掴んでいくんですよ。一生ついていきます。ちょっと1人1人に言及すると長くなるので割愛しますが、1つだけ書いておくと、あかりんの超絶ハイクオ画力近江姉妹で会場がざわついていました。あとちゅんるんのがに股虎。

配信限定コーナー

事前に公式Twitterで示唆されていたコーナーですが、綺麗に見逃していました。なので突然なぎちゃんが出てきて、すごくびっくりしました。そして配信ヨッシャー!状態でした。
まずLiella!が登場。完全にこっち目線で喋ってくれるのでありがたかったです。りーちゃんのご尊顔と中国語で新年早々尊死しました。そして後ろで謎の動きするなぎちゃんペイちゃんは相変わらずですね。
続いてニジガク。ほーみんの中国語が炸裂。さらに秀ちゃんの英語が炸裂。その流れで出ざるを得なかったもえぴの名台詞がこちら。

“Hey, guys.”

のちのちTwitterで死ぬほど話題になります。もうiPhoneシャワーでさんざん話題になったのに。りーちゃんに身長で完全敗北したかおりんは「身も心もビッグな声優になりたい」そうです。まゆちが出てくるときには待機メンバーも増えてきたので「ガヤがうるさいですね!」→「ごめんねかすかす」→「かすみんですっ!」この流れ、完全にかすみん。あぐぽんは出てくるなり「上原歩夢です」と衝撃のカミングアウト。ピッタンコ率100%。
ちなみに挨拶が終わったキャストは後ろでぴったりくっついていました。ちなみにここ、外だったそうです。元旦のくそ寒い中半袖なので相当寒かったと思います。風邪引かないでくださいほんと。
そして謎のノリで「やー!」と言いながら退場。この騒がしい感じ、ニジガクだなあ。
まゆち「みんな深夜テンションだよこれ!」しかし本当の深夜テンションはこれからだった――。
まずは小林愛香さんが「くーくっくっく」と笑いながら登場。まあこの時点では、ヨハネなら納得だなという感じでした(いくらAqoursミリしらと言えど、ヨハネがどんな子なのかは何となく知っています)。しかし鈴木愛奈さんが出てきたあたりから、後ろの待機メンバーが踊り始めました。たぶん深夜テンションと寒いので踊るしかなかったのだとは思いますが、絵面はカオスの極み。最年長Aqoursが一番騒がしいの好き。あ、他に書くところが無かったのでここに書かせていただきますが、諏訪ななかさんめっちゃ可愛いですね。めっちゃ可愛いです。

おわりに

総括:最高の年越しでした。以上。
アーカイブの期限ぎりぎりまで感想書いてるのであとがきなど書けませんでした。気が向いたら書きます。

*1:1st宮城参加します

*2:記事を書いている時点で少しずつ初めています

『夜廻三』発売前の予想と考察

f:id:Tenshi_Shitsuzi:20211226211251p:plain『夜廻三』が発表されたので、予想や考察をしていきます。『夜廻』『深夜廻』のネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください。約束できますか?【はい】【いいえ】

公式サイトはこちら↓ PVや公式Twitterもここから見られます。
nippon1.jp
1/20追記:公式サイト更新に伴い、記事も大きく更新しました。

4/24追記:金が無いなどの諸事情により、『夜廻三』を購入できておりません。この記事は、プレイ前の予想を見て楽しむような記事だと思っていただけますと幸いです。

目次

タイトルの意味

既に公開されている情報の中で、最も意外性があったのが、タイトルの『夜廻三』です。今までは『夜廻』『深夜廻』と続いていたので、ネット上では、3作目も先頭に文字を冠するという予想が主流でした。私も『夢夜廻』『闇夜廻』などと色々考えていました。
しかし蓋を開けてみると、予想に反してシンプルな『夜廻三』というタイトル。むしろ、二が無かっただけに違和感すらあります。

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子供を攫う、よまわりさん。

ここで否が応でも思い出されるのは前2作に登場したお化け「よまわりさん」。白い袋で子供を攫うおばけです。他のおばけから畏れられるなど、やや浮いた存在であり、その正体にも謎が多いです。人間の味方であるかのように描写される数少ないおばけでもあります。
今作では、このよまわりさんについて、改めて深掘りされるようなストーリーが展開される可能性が高いと考察できます。例えば、よまわりさんはどうやって生まれたのか、どこから来たのか、目的は何なのか、などなどです。
一方、『深夜廻』で重要な役割を果たしたコトワリ様が登場するのかどうかは、現時点では全くヒントがありません。個人的に一番好きなお化けなので登場して欲しいところですが、けっこう特殊な存在なので難しいかもしれません。
ところで、ニコニコ大百科の記事によると、公式の読み方は「よまわりすりー」だそうです。出典は不明ですが、これが事実だとすると今までの考察の説得力がまるごと無くなってしまいます。「もういやだ!」
また、タイトルロゴから『夜廻目』に見えるという意見もあります。確かに白い部分を見れば、そう見えなくもないような気がしないでもない。夜廻シリーズで「目」は色々と重要な役割を果たすので、可能性としてありえなくはないでしょう。

キャッチコピーの意味

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「まぶたの裏で、君が死ぬ」
このキャッチコピーの意味は何でしょうか。
参考までに今までのコピーを挙げてみると、『夜廻』は「夜の怖さを覚えていますか?」シリーズ初の作品とあって、大人が忘れてしまった、子供の頃に感じた夜の怖さをテーマにしていると分かります。
『深夜廻』は「あなたをさらいに夜がくる」こちらも夜を全面に押し出しています。また、友達がさらわれてしまうというストーリーも想起させます。
今作のコピーは初めて「夜」が入っておらず、代わりに「」の文字が目を引きます。主人公と親しい誰かが死ぬ、もしくは死んだことは確実でしょう。逆に死んでなかったら驚く。というわけで、今作においても「少女が死と向き合う」というテーマは一貫して変わらないと思われます。
また、「まぶたの裏で」という文言から、目を閉じるようなシステムが登場するとの予想がされていましたが、記事を書くより早くその通りであると明らかになりました。詳しくは後述。

今作の主人公は「名無し」か?

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1/20に公式サイトが大幅に更新され、主人公の名前は公式表記で「主人公」であると明らかになりました。それ自体は特に問題ではないのですが、なんと今作では主人公の見た目を変更できるというのです。

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髪型、髪色、服装、アクセサリーなど6つの項目を組み合わせられるようで、これはつまりキャラクターメイキングができる可能性が高いということです。さらにここから、この主人公には固有名詞が無い「名無し」であり、もしかしたらプレイヤー自身であると解釈できるのです。
さてここで、今作のストーリーをおさらいしましょう。公式サイトの「あらすじ」を要約すると、こんな感じです。

①主人公は森で目覚める。夕方、学校の屋上に来たところまでしか記憶が無い。
②姿の無い人物に「あんた呪いかかってるよ」「呪い解くには大切な事思い出さなきゃだよ」と大雑把に言われる。
③思い出探そう!

また、キャラの説明では「過去に失くしたもの」を見つける度に「思い出」を取り戻していくとあります。逆に言えば、物語の開始時点で主人公は多かれ少なかれ記憶を失っています。その記憶の中にアイデンティティがあるとすると、主人公は何者でもない。だから容姿も自由に決められるのかもしれません。
とはいえ、この子の人物設定の大枠は決まっているでしょう。学校の屋上の記憶があることから、学生なのはほぼ確定です。また、服装も制服で統一されています。前まではウサギのバッグから小学生ではないかと考えていましたが、制服は中学生くらいにも見えます。PVに映っていた学生カバンも、中学生らしいアイテムです。もし主人公が中学生だとすると、シリーズ初となります。

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意味深な学生カバン。

果たして主人公の失った記憶は何なのか。それは後ほど考察するとして、もう1人の重要人物を紹介します。

「思い出の中の少女」は何者か?

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メインビジュアルに映っていた、一時期主人公ではないかと噂された少女ですが、公式の表記は「思い出の中の少女」でした。相変わらず固有名詞は明かされず、また表記もやや長いので、やはりしばらくは「ミドリちゃん」と仮称します。
年齢の予測はできませんが、本格的なカメラ、憂いを帯びた表情などは、今までの少女より大人びて見えます。とはいえ「少女」という名前からして、かなり高めに見積もっても高校生あたりが限度でしょう。
主人公との間柄もほとんど不明ですが、公式サイトによれば「主人公より少し年上」。「年の近い友達」か、はたまた先輩後輩か。姉妹という説もありそうですが、髪の色からして可能性は薄いと判断しました。黒髪の妹が赤髪だったりするアニメもあるので一概には言えませんが。
個人的には、主人公とミドリちゃんのどちらかが、よまわりさんと深く関わる人物である、またはこれからよまわりさんになる人物だと考えています。人がお化けになることがあるのかどうかは分かりませんが、小説版『夜廻』では、お化けに捕まると自分もお化けになる気がする……的な文面があります。
また、かなり根拠の薄い考察ですが、よまわりさんの仮面はカメラのレンズのようにも見えるため、あるいはミドリちゃんのカメラの付喪神的存在がよまわりさんなのかもしれません。
ということで、今作は『夜廻』より前の時間軸であるという可能性も考えています。

「姿の無い不思議な人物」は何者か?

次に、主人公に呪いのことを教えた、謎の存在について。公式サイトには「懐かしい声」と書かれており、主人公と親しい誰かだと思われます。姿が無い以上、間違いなく故人です。よって、まぶたの裏で死んだ「君」と同一人物である可能性も濃厚です。
また、先程はふざけて書きましたが、実際のセリフは「あなたには強い呪いがかけられている」です。あなたという二人称から、その正体はある程度絞られます。
最も可能性が高いのは、ミドリちゃんでしょう。彼女は主人公にとって親しい人物であるものの、死んでしまったと。『深夜廻』では、ハルは死んだユイの姿をある時点までは見えていませんでした。そのことを考えると、姿が見えないことに説明がつきます。そしてミドリちゃんが化けて出る説も濃厚になります。
次に候補として挙がるのは親。今までの作品にて「親」の存在はあまり強調されていませんでしたが、小説版『深夜廻』において、かなり詳しく掘り下げられています。懐かしい声ときたら親、という鉄則もあります。同様に、兄弟姉妹の可能性もあります。『夜廻』では消えたお姉ちゃんを探すという展開がありました。
PVに映っていた犬も一応候補ですが、今まで犬は「物言わぬ導き手」としての役割を果たしており、主人公の気持ちを理解はすれど、言葉は通じませんでした。よって可能性は低いと踏んでいます。
よまわりさんの可能性は犬より低いです。小説版では彼(彼女)には感情が無いというような描写がされています。よしんばあるにせよ、「あなたには……」というキャラでは無いように感じます。その上、コイツは対象とのコンタクトの際必ず実体化するので、姿が無いとは考えにくいです。
以上のことから、ミドリちゃんの可能性が最も高く、次点で家族です。
ただし、ここではある可能性を考慮していません。それについては次の項目で。

呪いと「大切な事」とは何か

「大切な事」に関しては正直材料があまり揃っていませんが、主人公が「大切な誰かが死んだこと」を忘れているという説は突飛ではないでしょう。
PVでは「闇に消え入る君の背中を見ないようにと目を閉じる」とあり、主人公は親しい人の死が辛いあまり、そのことを忘れていると考えることができます。
あるいは、主人公が大切な誰かを見殺しにしたともとれる文言です。その場合、罪悪感から身を守るためにそのことを忘れているのかもしれません。だいぶ鬱展開ですが、日本一ソフトウェアには珍しいことではありません。
そして、なぜそのことを思い出すと呪いが解けるのか。そもそもなぜ呪いがかかっているのか。誰が呪いをかけたのか。不可思議な出来事の裏には、必ずお化けがいます。特に神様レベルになると、少女たちとプレイヤーに強く干渉します。今回も、強大な存在が――もしかしたらラスボスが――主人公に呪いをかけたのかもしれません。
ただここで、最悪のケースを挙げておきます。それは、むしろ「姿の無い不思議な人物」が悪いお化けであり、主人公に思い出を集めさせ、自分のために利用しようと考えている場合です。『深夜廻』では山の神が丁寧な言葉遣いでユイやハルを巧みに操り、実際にユイは自殺してしまいました。このように、今回も主人公が利用されている可能性は全く否定できないし、それこそあの日本一ならやりかねません。

まぶたの裏で死んだ「君」は誰か

先程考察した、姿の無い不思議な人物と同一である可能性があります。なのでやはりミドリちゃんが最有力候補、次点は親です。
また、こちらに関しては犬だと考えても良さそうです。PVでは明らかにもう死んでる雰囲気で白い犬が映っていました。このシリーズ、ほんと犬がろくな目に会わない。ここで「失くしてしまった思い出を探して」とあることから、思い出の一つは犬に関するものであると思われます。

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この犬絶対もう死んでる。

ただ、このシリーズ犬が死に過ぎなので、そろそろ助かってほしい気持ちもあります。
1/20追記・お前猫だったんかーい!
公式サイトによればこの猫の名前は「ムギ」です。主人公にとてもなついているそうなので、死んでいる可能性はやや薄まりました。まあチュートリアルでトラックに轢かれたりするので全然油断はできませんが。

新しいシステム

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便利すぎる新システム。

今回明らかになっているシステムで、今までになかったこの「目を閉じる」もの。目を閉じている間はお化けに認識されなくなり、さらにその状態で動けるようです。ぶっちゃけ無敵な気がするので、何らかの制限が掛けられそうです。
また、今回の目的は思い出を集め、呪いを解くこと。公式サイトを見るに、どうやら思い出に関連した物を集めていくようです。Long PVでは、先ほどの犬のイラストがどんどん色づいていく様子が映っており、思い出を集めることによる進行があるようです。多少の謎解きもあるのかもしれません。また、思い出を取り戻すには、お化けと相対する必要もあるでしょう。

人面鳥「コトリ」

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PVで連続してお化けが出てくるシーンで、最後の大トリを務めた鳥のようなお化け。彼は「よまわりさん」「コトワリ様」のような特殊なお化けであると考察し、オオトリ様と仮称していました。
1/20の公式サイト更新により、彼は「コトリ」と呼ばれる人面鳥であると明らかになりました。名前予想、惜しい! そしてどこが人面なのかと言ってはならない。
孔雀と鴉が織り交ざって渦を描いているような姿です。PVの最初に鴉が大量に空を舞っているのが印象的でしたが、関係はあるのでしょうか。余談ですが、鴉は古来より神聖な動物として崇められてきました(神の使いであるヤタガラスが有名)。一方、現在では不吉なイメージもあります。ところで夜廻シリーズのラスボスは、かつて信仰があったが今は堕ちてしまった神々でした。何か共通性を感じます。
さて、公式サイトには短文ながらものすごい情報が載っていました。なんとこのコトリは「特別な目ですべての時間を同時に観測する」「街の中を見張り、ずっと『誰か』が来るのを待っている」ようなのです。
特筆すべきはあらゆる時間を観測するという財団による収容待ったなしの能力。今までのお化けの中でも突出した能力です。また、コトリの容姿は時計を模しているようにも見えます。そして誰かを待っている。まーたよく分からない「誰か」が出てきたので、もう放っておきます。
少し気になるのは、彼だけ「さん」「様」といった敬称が付いていないことです。つまり信仰が無いということであり、もしかしたら邪悪な存在なのかもしれません。あるいは、鴉が神の使いであったことから考えて、上位存在である神の使いとして動いているのかもしれません。

前作主人公たちは登場するか

『深夜廻』では、ゲームでも小説でも、『夜廻』の主人公(コトモ)が登場しました。同じように、今作に今度はユイやハルが登場するかもしれません。してほしい。
例えば、山の近くに来た主人公。ふと頭の中にオイデオイデと響く声。誘われかけて、ユイまたはハルに止められる……みたいな。完全に妄想ですが、そうやって別作品同士のキャラが交流するのはアツいと思います。
ただ、『夜廻三』は『夜廻』の前である説が本当だと、一気に可能性が低くなりますが。

あとがき的な何か

まさか新作が発売されているとは思わなかったので、大変嬉しいです。買います。クリア後は考察記事を別に上げるつもりです。
現段階ではまだ書きたいことが全部書けていません。また、新しい情報も公開されていくことでしょう。発売までは、この記事も随時更新していく予定ですので、お楽しみに。

別のゲームですが、『リトルナイトメア』シリーズの考察もしています。そちらも是非お読みください。

tenshi-shitsuzi.hatenablog.com

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Liella!の事件簿 -毎日やらかす5人-

f:id:Tenshi_Shitsuzi:20220214105233p:plain「Liella!」のキャスト陣が起こした事件をまとめる……というよりも、彼女たちを紹介するという趣旨の記事です。

2022/7/6追記:今更ですが2期生の情報をちょっとずつ追加し始めました! 2期生含めて、ここ間違ってるよ~とかあったら教えてくださると幸いです!

2期生付近の情報のアップデートが未完です!

目次

『真顔を極めた歌姫』伊達さゆり

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愛称 さゆりん、伊達ちゃん
担当メンバー 澁谷かのん
推し 情報求む
誕生日 9/30
年齢 19歳
身長 150cm
出身地 宮城県
所属事務所 Apollo Bay

澁谷かのんの担当声優にして、一般公募合格者。なこなこが「吸収力が高く、成長が最も速い」と評するだけあって、演技力と歌唱力共にプロ級。その伸びやかで力強い歌声は瞬く間に多くのライバーを魅了した。一般人の中からこの才能を見つけ出した審査員には1億円くらい支払われるべき。

声優になるまでダンスはほとんど未経験であったが、パフォーマンスでは全くそのことを感じさせない。また、1stライブツアーの宮城公演ではギターによる『Tiny Stars』の弾き語りを披露したが、ギターも未経験であった。言うなれば努力の天才であり、諦めないキモチを大切にする澁谷かのんとも重なって見える。

叫び声の演技が特徴的で、甲高いにも関わらずなぜか不協和音にならないので、何なら耳に心地好いまである。個人的に「綺麗な濁音」「さゆり声」と呼んでいる。

オーディションでは宮城県の訛りが出ていたが、現在はほぼ標準語。たまに訛るが、そもそも訛りの緩い地域に住んでいたので、意識しないと気付きにくいレベル。また、宮城県出身とあって特技はよさこい。その経験があってか、さゆりんの声量・声質はかなりハリがある。

身長の低さに定評があり、しょっちゅういじられている。雑誌などの撮影では特別に台が用意されることすらあり、本人はヒールの高い靴を選んで少しでも背を高くしようとするが、効果はいまひとつのようだ。

なお、1stライブツアーに向けて10cmのヒールを履いて家で歩くという驚異の特訓をしていたことが明らかになった。その状態で野菜も切るという。努力の方向性が迷子になっている気がしなくもない。

ちなみにさゆりんの身長は150cmだが、同じ身長の『ラブライブ!』声優が他に5人、150cm未満の声優が3人いるので、特別低いわけではない。ないのだが、「Liella!」で2番目に身長が低いのは155cmのなぎちゃんであり、並んで立つとどうしてもさゆりんの背が低く見えてしまうのである。

初回生放送で感動のあまり号泣、視聴者をもらい泣きさせたように、かなり涙脆い。また、レコーディングの際にはかのんに感情移入してよく泣くとのこと。このように涙脆いキャラが定着しているが、他のメンバーも割と泣いているので、さゆりんが飛び抜けて多く泣いているわけではない。リエラジで誕生日サプライズを受けた際は誰もが泣きを予想したが、本人は嬉しさのあまり絶叫していた。

一方、笑った顔も可愛くて素敵。笑うときは手で口元を押さえがち。「AHAHAHAHA」「UHAHAHAHA」という引き笑いがチャームポイント。本人は気にしていたようだが、最近は自身の特徴の一つだと前向きに捉えている模様。モットーは「笑顔でいればなんとかなる」。必殺技はめっちゃ可愛いウィンク。ただし左しかできない。

デビュー当初は自らの性格を咄嗟に「ネガティブ」と表していたが、1日に1ついいことを見つけるなどしており、「Liella!」としての活動を経てどんどんポジティブになっていることが伺える。

自分の長所として「食べ物の好き嫌いが無い」と挙げたことがあるが、直後に「辛い物が苦手」と発言して総ツッコミを食らっていた。苦い物もだめらしい。

5人の中では生粋のリーダー枠。みんなを束ねるというよりは、みんなが自然とさゆりんを中心に集まるイメージ。しかしながら、他のメンバーへの無茶振りも多い。

例えばリエラジにて「かぼちゃザムライ」なるキャラの演技を指示されたときは謎に気合いを入れて演じ、気に入ったのか自分で野菜系キャラを創作して他のメンバーに演じさせた。それぞれ以下の通り。

ポテトひめ(CV.Liyuu)
キュウリ大名(CV.岬なこ)
ピーマンニンジャ(CV.ペイトン尚未)
バナナ将軍(CV.青山なぎさ)

これを番組の終了間際に突然振るという、なかなかの手際を見せた。まあ即座に対応できる4人もすごいのだが……。

また、実のところ圧倒的にネタ枠である。彼女をネタ枠たらしめているのは、顔芸によるものが大きい。顔芸というと一般的には変顔であるが、彼女の場合はやや趣向が異なる。

例えば第2回生放送で「ダンス初めてだよね」と共感を求めたなぎちゃんがばりばりダンス経験者だったことに衝撃を受けて不動の真顔を披露したが、これは「真顔芸」と呼ばれている。あまりの硬直具合に、視聴者が配信が止まったと錯覚したほどである。

もう1つの顔芸はすずめさんの顔真似(。・ 8 ・。)だが、顔全体を使わずに口だけをすぼめる点で通常の顔芸と一線を画す。絵面の破壊力は抜群で、事務所からNG出るんじゃないかとすら言われたが、その後も普通に披露している。Apollo Bay的にはセーフらしい。他のメンバーはこの顔芸をするさゆりんの画像を何枚か保有しているという。

このすずめ顔芸のせいで、ライブ会場ですずめを見掛けると「伊達さゆりだ!」と叫ぶ危険なオタクがたくさんいる。

いずれの顔芸も他の4人が挑戦したことはあったが、なぜかさゆりんの顔芸だけクオリティがおかしなことになっている。ほぼ持ちネタ状態。

また、顔芸以外にも妙な行動をしばしば見せる。よみうりランド突撃ロケで他のメンバーのスカートがふわっとするのに静かに喜んでいたり(通称伊達おじさん)、なこなこの髪のお団子をドアノブと喩えたり、お地蔵さんとお坊さんがごっちゃになったり、そのお坊さんには髪の毛が1本生えているという絶対波平と勘違いしてるでしょ的な思い込みをしていたりと、色々伝説を作っている。

おそろっち事件(詳しくは青山なぎさの項を参照)以降、本人曰く「おそろっち恐怖症」になりその言葉を聞くと速攻で反応していたが(通称おそろっち警察)、最近解禁した。あまり聞けなくなってしまって少し寂しくもある……が、久々になぎちゃんが言ったところ圧倒的な迫力をもって「おそろっちはやめようね?」と威圧しており、警察引退後もその勢いは衰えないようだ。

何となくしっかり者の印象があるが、
ICカードを生で持ち歩くという危険な横着をしている(現在3枚目)
・部屋の掃除が捗らない
・リボン結びができない
・たまに2時間おきに3回二度寝する
・半年前に両方穴が開いた靴を未だに履き続けている
など、ちょっぴり抜けた一面も多い。そういうところが可愛いYO

前髪へのこだわりが強く、かのんに寄せるあまり巻きすぎてしまったことも。ちなみに前髪の巻く向きが同じなのは偶然。1stライブツアー突撃ロケのピンポン玉運びでは、玉より前髪を優先して守ろうとした結果、スプーンを頭に振り上げたりしていた。後述するラジオ番組で前髪のセット方法を話した際には、70秒にわたり壮大な演説を行った。文字起こししてみたが、長すぎるので折り畳みます。

さゆりんの前髪へのこだわり 「私の中のこだわりは、えー前髪です!(拍手)皆さん、当たった方オメデトウゴザイマス。えーと私はですねー、まあさっきもちょっと言ったんですけれども、眉毛と目の間にまずまゆぇ、前髪を設置します設置じゃないw 伸ばします。それで、えっとストレートアイロンではなく、丸い方の普通のコテ、32mmが……大事です。32mmで、えーと温度は160℃です、160℃で、巻きます。えーそれで、1回巻き過ぎたかなって思うぐらいまで行って、それをコームで、整えます。それで、えっと自分で指で押さえて、そこで、ええっと、ハードのスプレーをがーっ……、そんなにかけないですでも(唐突)。わーっと、こう、大体30cmくらいから離して、わーってかけてーかーらーの、えーとそこで、もう何もしないのではなく、そこでまたそのコームで、ッあのw 好きな形に整えるんですね? えーそこで……、えっとーそこからが重要ででして、アノーソノ前髪をただ作ればいいというのではなく! 自分の、私は左分けにしてるんですけれども!(威圧) えーと『黒目の外側に』マエ、分け目が来るように、してます!これが私の、こだわりでーす! UHAHAHA↑HAHAHAHAHAHA↓, AHAHAHA~HA~HA~HA~, UHAHAHAHA, 数字が色々出てきましたけれども(他人事)」

生放送の自己紹介で澁谷かのんの『だいすきのうた』をよく歌っていたが、それがそのままライブでのコーレスになった。歌の始まりは決まっていないが、大抵は「さゆりん:だいすきさ るっるるる~ トマトも食べたい~」「5人:はんばあぐもいい~ ふー!」声が出せるようになったら最後の「ふー!」はオタクも言うことになりそう。

ちなみにさゆりん自身ハンバーグが好き。また、母親が作ってくれた味噌汁も好物。

その他の情報を適当にまとめる。小さい頃はきびだんごを食べることが夢だったらしい。恐らく『桃太郎』から。

虫が苦手であり、生放送のスタジオのお手洗いに大きい虫が出現した際は10分ほど動くことができず、最終的に昼飯中のなぎちゃんに来てもらった。なぎちゃんも虫が得意なわけではないのだが。

弟がいるためか、なこなこに対して保護者属性が働くらしい。なこなこが開けられないペットボトルの蓋を最初だけ開けて「あとは自分でね」と言うなど。親か。

ラブライブ!』以外での活躍について付記。『ラジオどっとあい』の第87回パーソナリティとして『伊達さゆりの伊達ちゃんは伊達じゃない!!!』という1クールのレギュラー番組を受け持っていた。「伊達ちゃん」は元々非公式の愛称だったが、公式になったと言えよう。現在は初の冠生放送番組『伊達さゆりのあと8cmは伸ばせます!』を配信中。あと8cm伸びるとペイちゃんに並ぶのだが……。

『天然イケメンお姉さん』Liyuu

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愛称 りーちゃん
担当メンバー 唐可可
推し 小原鞠莉
誕生日 1/9
年齢 25歳
身長 167cm
出身地 上海市
所属事務所 ホリプロインターナショナル

唐可可の担当声優。上海出身の暫定最年長24歳で、誕生日は1/9。身長は「Liella!」どころか全『ラブライブ!』声優の中でも一番高い167cm。愛称りーちゃん(リーちゃんと表記揺れするが、公式では平仮名)。私の一番推し。

以前からコスプレイヤーとして活動しており、現在も時々Twitterにコスプレの写真を上げている。Twitterのフォロワー数は60万人超(2021/10現在)。歌手としても活動しており、唯一自身の公式サイトやYouTubeチャンネルを持っている。1stアルバム『Fo(u)r YuU』リリースと初のソロコンサート開催が決定しており、多方面で活躍中。

他シリーズの『ラブライブ!』声優さんとの絡みも多く、小原鞠莉役のあいにゃ(鈴木愛奈)から「すこ!」という言葉を教わったり、中国人の鐘嵐珠を演じており日本語と中国語が話せる法元明菜に、アニメの収録にあたって協力してもらったりしている。
恐らく2021年初頭頃に日本に移ったが、その前から日本語を学んでいたようで、コミュニケーションに支障が無いレベルで会話できる。ただ、ややカタコトなので他のメンバーからよく真似される。

ただし、歌の発音については完璧に仕上げてくる。知らない人が聴けば日本人だと錯覚するほどのものであり、かなり練習していると思しい。

喋り方の特徴は以下の通り。まず、語尾の「す」がたまに「しゅ」になる。特に「よろしくお願いしましゅ」「ありがとうございましゅ」に顕著。また、「パ↓リ↑ピ↑」が「パ↑リ→ピ↓」になるなど、イントネーションが変わってしまうことも多い。一人称は「私」または「りーちゃん」。他のメンバーのことは名前の一部で呼び捨てする。例えばさゆりんは「ダテ」「サユ」なぎちゃんは「ナギ」など。

分からない日本語に遭遇すると、積極的に他のメンバーに意味を尋ねる。「イルカ」が「Dolphin」で通じるなど、簡単な英単語を介した方が早い場合もある。

一方で「MV」を「エムヴィー」と言うなど、外来語の発音はむしろネイティブに近い傾向にある。私服コーデバトルロケにて「アクセサリー」を「カセッサリ」と言い間違える可愛い場面があったが、かなり発音良く言うと最初の音が弱くなり「カセッサリ」に近くなるため、実は間違えていなかった可能性がある。そして生放送で「LoveLive! Series Presents COUNTDOWN LoveLive! 2021→2022 〜LIVE with a smile!〜」という長い上に英数字が入り交じった、正気とは思えないライブタイトルを一切噛まずに、しかも英語圏出身と錯覚するほどの神発音でスラスラ読みきる離れ業を披露した。同じ技ができるのは現状、オーストラリア出身の内田秀氏しか確認されていない。このことからバイリンガルを越えたトリリンガルである可能性が濃厚。

日本語は割と読めるようで、お便りもけっこうスラスラ読む。ただし漢字、特に読み方が複数あるものは苦手な様子。日本語を書く場合、平仮名や片仮名なら概ね書けるものの、時間内にパネルに書くような企画では間違えることも多い。

他のメンバーに中国語を紹介することはあるが、自然に話す場面は滅多に見られない。感動詞の「哎呀(アイヤー)」をたまに言っている気がするが、相槌にも聞こえるため現状不明。

表情の変化にやや乏しいが、実際はかなり感情豊かな模様。感動すると「ハァ~↑」言葉に困ると「アァ゙」と言う。感極まって静かに泣くこともある。可可ちゃんの初ソロ曲を聴きながら街中で泣いたというエピソードもある。もし表情から感情が読めない場合、動きを見ると分かることも多い。尤も、大抵いつもふわふわ動いている。体全体を揺らしたり、腕を揺らしたり、その動きはふわふわとしか形容しようがない。

レッスンにいつもお茶を持参し、飲んだ後に割と大きめの声で「ハァ~↑」というらしい。感動しているのかは不明。これがアニメの可可ちゃんの「チョコワタルシミ」に派生した可能性もあるが、こちらも現状不明。

好きな食べ物は焼きマントウ。他のメンバーに対して便宜的に「焼き小籠包(のようなもの)」と説明したが、本来の名称できちんと呼んでほしいらしく、焼き小籠包と言われると訂正する。

意外と食いしん坊。1stライブの前に差し入れのジンギスカンを食べた際、近くにいたなこなこに「コレオイシ!」「タベテナコ!」と美味しさをアピール、なぎちゃんに対しても全く同じ流れをやった。その後も、同じ食いしん坊なぎちゃんと、朝から空港でラーメンを食べるなどしていた。1stライブ突撃ロケで成績優秀だったなこなことなぎちゃんだけがパフェを食べていたと知るや不機嫌になっていたので食べ物の恨みは深い。なお、この不機嫌な顔が死ぬほど可愛い。この前、手羽先を指先と言い間違えたらしい。可愛い。

暫定最年長だけあって、謎のお姉さんパワーをもっている。特に身長の低いさゆりんや最年少ペイちゃんにお姉さんパワーが向き易い。

さゆりんとの身長差は17cmで、並ぶとその差がより目立つ。生放送では突然さゆりんを口説き落としていた。普段はふわふわした声なのに、低い声を出すと途端にイケボになり、端正な顔つきと高い身長も相まってイケメンが加速する。

ペイちゃんに対しては、よみうりランド突撃ロケでスピンランウェイ(ジェットコースター)に叩きのめされた彼女にずっと寄り添う、1stライブ突撃ロケのピンポン玉運びで惨敗した彼女の背中をポンポンするなどしていた。最後のに関しては、その後にペイちゃんの方からリーちゃんにポフンと寄っている。尊い

一方、なこなこがさゆりんの背中をポンポンした話になると「私にもポンポンして」と言い出すなど甘え属性を出すこともあり、油断しているとギャップ萌えで死ぬ。

また、1stライブ突撃ロケの伝言リレーで1番手を引いたなこなこに「オメデトウゴザイマース!」と言ったり、同企画で3桁の引き算を間違えたペイちゃんに「高校生ですよねー?」と言ったり、さゆりんの低身長をイジったりと、煽りスキルも妙に高い。煽ってるときはやけに生き生きしている。1stライブの宮城公演で泣かない宣言をしたさゆりんに「万が一泣いたらどうする?」と罰ゲーム誘導をするなどもした。

暴走はほとんどせず、他のメンバーの謎のノリにも困惑して(または怖がって)引いていることが多い。しかし最近は積極的に茶番を演じる。笑いすぎると伏せる。

なぜか他のメンバーと動きを合わせようとするとズレることが多い。フライングもあれば遅れることもあるが、いずれにせよ可愛いので特に問題は無い。

天然エピソードが多い。「定番のナポリタンの具」を聞かれて「パスタ」と答えた、「リエラの歌がデスメタルだったら」という話題が出た際に「私やりたい」とやる気を見せた割にやたら可愛いデスメタル(?)を披露した、などなど。

個人的な意見だが、パーカーがべらぼうに似合う。着ていることが多いので好きなのかもしれない(※妄想です)。あと結ヶ丘のジャージを着たときの可愛さがやばい。

『まんまるツッコミアネゴ』岬なこ

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愛称 なこなこ、なこちゃん
担当メンバー 嵐千砂都
推し エマ・ヴェルデ
誕生日 3/8
年齢 不明
身長 不明
出身地 兵庫県
所属事務所 ホーリーピーク

嵐千砂都の担当声優。兵庫県出身、誕生日は3/8。愛称なこちゃん、なこなこ。時々関西弁が出る。曰く、たこ焼き器は一家に一台あるのが当たり前。もちろんたこ焼きは幼い頃から大好物である。

唯一年齢と身長が不明だが、見た感じの身長はペイちゃんと同じくらい。幼い声を出すことに長けた声帯をもちながら、凛々しい声も出せる。たまにドスの効いた声を出す。
さゆりんにより髪のお団子をドアノブと喩えられた上に「何か開くかもと思って」と言われた際は「開かねーよ」という至極当然のツッコミを入れた。それ以降ツッコミキャラが定着し、かなり頻繁にツッコミを入れている。というか「Liella!」のメンバーのボケが増加しているため、なこなこの存在は今やかなり重要。席を外した生放送ではツッコミが不在になり(リーちゃんはツッコむより引いていることが多い)、収集がつかなくなっていた。関西に住んでいる方から得た情報によると、ツッコミの強度は抑えめらしい。あれで抑えめ!?

このお団子がネタにされ易く、リーちゃんからはお団子が取れてホイホイ投げられる説が唱えられている。多分そんなことはない。なぎちゃんからは中にピンポン玉が入っている説が唱えられている。多分そんなこともない。

よみうりランド突撃ロケでシューティングゲームをやったときは無言で熱中、プロのエイムを披露して見事トップに輝いた。1stライブ突撃ロケのピンポン玉運びでは唯一1回も落とさず20秒で完走しまたも優勝。バランス感覚の鬼である。このように、なぜか突撃ロケで実力を発揮しがち。

優しい担当で、リーちゃんに日本語を教える場面が散見される。初練習でさゆりんが泣いた際、初対面にも関わらずその背中をさすって励ましたという。

他のキャストのノリにのることはあるが、自分から暴走することは少ない。というか、場合に応じてボケもツッコミもできる、空気読みのプロである。

常識人枠ではあるが、「あさり」と書かれたTシャツを練習に着ていくことがあるなどたまに妙な行動をとる。また、かなり非力なようで、ペットボトルの蓋を開けられない。朝起きるときは一度丸まり「ダンゴムシ」になってからでないと起きられないなど、可愛らしいエピソードも多くある。

キャラが尊くて悶えていることが多い。こと嵐千砂都のことに関しては感情が振り切れるらしく、文字通り言葉を失う場面も何度かあった。アニメ第6話の後の生放送では尊いと連呼した果てに「枯れた……」と呟いた。その後の生放送でも千砂都ちゃんの魅力をものすごい高速で喋るなど、大好きな気持ちがガンガン伝わってくる。

千砂都が好きな「まんまる」「たこ焼き」などの単語には電光石火で反応。速すぎてもはや食い気味なことも多い。また、生放送でなぎちゃんに唆されて「まんまるパワー」を出したときの顔がガチだった。

誕生日におそろっち事件が発生した(詳しくは青山なぎさの項を参照)。リエラジではサプライズでケーキをもらって喜んでいた。

『元気と無邪気の最年少』ペイトン尚未

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愛称 ペイちゃん、ペイ子
担当メンバー 平安名すみれ
推し 中須かすみ
誕生日 7/1
年齢 18歳
身長 158cm
出身地 埼玉県
所属事務所 ソニー・ミュージックアーティスツ

平安名すみれの担当声優。埼玉県出身の最年少18歳で日米ハーフ。誕生日は7/1、身長158cm。愛称ペイちゃん。さゆりんが気まぐれに呼んだ「ペイ子」もある。

この間まで唯一の未成年だったために労基という名の魔女に狙われ、22時以降の生放送番組に出演するとペラペラになってしまう呪いをかけられていた(通称板の人、ペラトン尚未)。幼い頃の夢は魔法少女だっただけに納得の設定である。成年に伴って解呪済。

誕生日にサプライズを受けて号泣した他、ファーストライブ開催が発表されたときにも泣いていた。どうやらさゆりんに負けず劣らず涙脆い様子。アニメでは泣きの演技のクオリティがべらぼうに高かった。

「ペラトン尚未」に対し即座に「どこぞの哲学者か」とツッコむ、投票の話で「自分の60兆ある細胞をすみれちゃんに投票する」と咄嗟に言う、大阪の話題が出ると即座に「天下の台所」と返すなど、言動の端々から頭の良さが垣間見える。英語もある程度読めるようだが、喋るのは得意でない(本人談)。咄嗟に喋った英語は「アッポー、アッポー」。また、イタリア語のマリトッツォはどうしても言えないようで、マリツォットかマリトットになってしまう。

ゲームが壊滅的に苦手で、よみうりランド突撃ロケのシューティングゲームでは文字通り桁違いに低い点数を叩き出し、最下位を獲得。罰ゲームとして恋人シチュを演じた。また、生放送にて端末のゲームを操作したときは視点操作に難航、カオスな様相を呈した。ただし決して不器用なわけではなく、機械全般に弱いだけらしい。……と思われていたが、1stライブ突撃ロケのピンポン玉運びではまたも1人だけ1分以上かけて最下位となったので、本当に不器用なのかもしれない。そういうところが可愛いYO

そんな彼女だが、絵を描くのは得意であり、画像検索したとはいえやたらリアルなグソクムシを描いたりもした。

顔立ちが大人びているのでお姉さん属性がありそうに見えるが、最年少なこともあり実際には妹属性が強い。

まず、他の4人が普段は一応大人しいのに比べ、デフォルトでテンションが高く、いつも楽しそうにしている。生放送でアニメ5話のくぅすみ指相撲の写真を見るやバチバチに手を叩いて踊り出したり、他の生放送で「メリーギャラクシー」というすみれの自己紹介がトレンド入りした際、盛り上がってサンタのモノマネを始めたりと、なんかすごく元気。ツボりすぎると「ハーッ↑↑↑」と怪音波を発する。

また、恐らくメンバー内で一番無邪気。寝られるときには1日10時間寝るという睡眠の鬼であり、1stライブ前も疲れを持ち越さないために早寝した。素直か。

年越しの瞬間に跳んで「地球にいなかった」をやると言ったり、ブレードを顔の横に掲げて嬉しそうに「見てー顔が半分緑ー」と言うなどする様子は年相応である。また、生クリームのプールで泳ぎたいという夢を語る、涙を「心の汁」と形容するなど、たまに迷言が飛び出る。そんなわけで、自身を「『Liella!』の良心」と称した際には他のキャストから疑問をもたれていた。なお高所は苦手。

平安名すみれの決め台詞「ギャラクシー☆」を頻繁に発する。親指・人差し指・小指を立てるのが「ギャラクシー☆」ポーズ。最近は無意識に電車の吊り革をこの手で掴んでいたこともあるそう。しかもこれは疲れにくい持ち方として話題になったことがある。また、グソクムシの歌をつい口ずさむなど、平安名すみれによる侵食が刻刻と進行中。
「ギャラクシー☆」ポーズを組み合わせてハートを作る技「てへギャラ」を作り出したりもした。手の甲が体に向くので、下手に真似ると小指を痛めるものの汎用性は高く、割と頻繁に披露している。

『忍び寄る狂気』青山なぎさ

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愛称 なぎちゃん、なぎお、ちゃんなぎ
担当メンバー 葉月恋
推し 矢澤にこ黒澤ルビィ
誕生日 5/16
年齢 23歳
身長 155cm
出身地 東京都
所属事務所 Apollo Bay

葉月恋の担当声優。東京都出身の23歳。誕生日は5/16、身長155cm。愛称なぎちゃん。さゆりんが呼んだ「ちゃんなぎ」もある。

一般公募合格者。さゆりん同様この間まで一般人だったが、やはり演技力や歌唱力が高い。普段は落ち着いた声を出しており、そのことから青山アナとも呼ばれているが、たまに妙な声で「やー↑ったねー↑」と言うなど、油断ならない。クラシックバレエ13年の経験者なのでダンスが非常に上手いが、咄嗟に踊ると独特な動きになる(通称なぎダンス)。体も柔らかく、夜にドライヤーをするときは片脚を肩まで上げながらやっているという。

美人との評が多い。確かに「Liella!」で一番可愛いのはと訊かれれば悩むが、一番「美人」なのはと訊かれれば、なぎちゃんと答える人も多かろう。

東京都出身だが、一時期北海道に住んでいたため、方言が交じる。「〜でしょう」という意味の「〜しょ」が代表的で、「そうしょ」など。聞いたことが無いが、内輪では言うのだろうか。

「Liella!」一番のネタ枠。芸人さながらのリアクションと破壊力抜群の顔芸が武器。『Dreaming Energy』という曲の振り付けを超高速に変えたり、よみうりランド突撃ロケでバンジージャンプ中止の報に跳ねて喜んだ(物理)のは序の口で、生放送で「足裏強し葉月恋」という川柳(?)を詠み上げトレンド入りさせたのは最早伝説。アニメで恋ちゃんが川柳を詠んだのもその影響だったりするのだろうか。

リエラジでキャストが「可愛いね」と言い合う企画では、他のキャストが照れる中で一人「あ、アリガトウゴザイマー↑ス」と言って雰囲気を木端微塵にした。

変なノリが出たら大抵彼女が犯人。しかし都合の悪いことは明後日の方向を見ながら「ナンノコトカナー?」で回避する。ボケるときは高確率で目を見開き妙な迫力を醸し出すが、そんな顔をしても美人なのでギャップがすごい。

Twitterでも暴走しており、ヘッダーが集中線付きのインコな時点で色々お察しだが、語尾がたまに「〜やんす」になったりしている。なおこれは滋賀県の方言だが、多分本人とは無関係。

芋好きを公言している。というか自分の個性だと捉えている節がある。なぜだ。スタジオに芋を持ち込んだこともあるらしい。なぜだ。また、1stライブの期間中に「お弁当何個食べれるかチャレンジ」という苦行じみた挑戦を深夜に独り敢行、白米を除いたとはいえ4~5個の弁当を完食した。しかもシャインマスカットを間に挟んでいたらしく、大食いもできることが明らかになった。

これだけ強烈な個性をもちながら、レッスン中に大きな虫が出た際は「どうにもならないので無駄な体力は使わない」と考え独り虚無るなど妙に合理的な思考力をもっている。ちなみに高所は得意、というか好きらしい。じゃあバンジーは何だったんだ。

レッスン後の自分を描いた絵がホラーの域に達しており、画伯とも呼ばれている。特に人間を描くのが極度に苦手らしく、諦めて棒人間で描くこともある。先述の、夜にドライヤーをする様子も描いたが、逆に芸術的な絵になった。実は人間でなければそこまでひどくは崩壊しない。つまり絵本作家向きである。知らんけど。お菓子作りができることから不器用というわけではない様子。

リエラジの「Li絵lla!日記」では上記のホラー絵を筆頭に毎回センスキレキレの絵を描いていたが、最近「近況をイラストや写真で報告する」という趣旨に目をつけて写真を載せ始めた。その結果リーちゃんに「イラストから逃げるな」と言われてしまった。

なこなこの誕生日にサプライズが計画された際、本人と服がお揃いなことに興奮して「おそろっちおそろっち♪」と踊った結果、隠し持っていたクラッカーを落としてサプライズを露見させた(通称おそろっち事件)。全力土下座したらしい。そして「おそろっち」は数ヶ月もの間「Liella!」の禁句となり、さゆりんをおそろっち警察として勤務させることと相成った。最近おそろっちムーブは落ち着いてきたが、この前ポロッと言っていた。

自分の誕生日にサプライズを受けたときはクラッカーのテープを速攻頭に乗せ、射出筒をリコーダーに見立てて吹くなど、やりたい放題していた。

本人の名誉のために言っておくと、暴走するときはとことん暴走するが、デフォルトではけっこうしっかり者。テレビ番組などに出演する際には落ち着いたクールビューティななぎちゃんを拝める。しかし生放送の番組で突然飼っているインコの鳴き真似の真似をしてスタジオを困惑させたりもする。

鈴原希実

愛称 のんちゃん
担当メンバー 桜小路きな子
推し 情報求む
誕生日 11/1
年齢 19歳
身長 152cm
出身地 宮崎県
所属事務所 Apollo Bay

一般公募合格者。さゆりんとオーディション会場ですれ違っている。

薮島朱音

愛称 やぶちゃん
担当メンバー 米女メイ
推し 情報求む
誕生日 7/18
年齢 調査中
身長 不明
出身地 神奈川県
所属事務所 アイムエンタープライズ

常識人に見えて特技がライフル射撃だったりする。

大熊和奏

愛称 くまちゃん
担当メンバー 大熊和奏
推し 情報求む
誕生日 4/13
年齢 調査中
身長 不明
出身地 埼玉県
所属事務所 賢プロダクション

初回生放送から色々と濃い個性を見せ、「事務所からTwitter開設止められてるんじゃないか」という疑惑をもたれている。

絵森彩

愛称 えもりん
担当メンバー 鬼塚夏美
推し 情報求む
誕生日 2/23
年齢 18歳
身長 163cm
出身地 埼玉県
所属事務所 ボックスコーポレーション

夏美同様、納豆が好き。一番の常識人ではないかと言われている。

結木ゆな

愛称 ゆなな
担当メンバー 柊摩央
推し 情報求む
誕生日 6/9
年齢 24歳
身長 164cm
出身地 千葉県
所属事務所 放映新社

柊摩央の担当声優。愛称ゆなな。

他にYouTubeアニメ『聞いてよ!ぼてん君』の杢キリン役も務めており、何気に星空凛役のりっぴー(飯田里穂)と共演していた。しかし本格的なアニメ声優を務めるのはほぼ初めてなようで、ネットを探しても情報がほとんど無い。

リエラジにて、神津島の面積が東京ドーム何個分か当てるクイズで「328(サニパ)個」と答えるセンスの良さを見せた上に、正解に一番近いという実力も披露した。

吉武千颯

愛称 ちはちゃん
担当メンバー 聖澤悠奈
推し 情報求む
誕生日 3/28
年齢 22歳
身長 159cm
出身地 広島県
所属事務所 Apollo Bay

聖澤悠奈の担当声優。愛称ちはちゃん。

プリキュア』シリーズのOPやEDを歌っていたので、そこから知っている人も多いかもしれない。かく言う私もそっちの印象が強い。

けっこう特徴的な声で、悠奈ちゃんまんまだったりする。弾けるような声とでも形容したらいいか。頻繁に「パァ!」を言うのがまた可愛らしい。

Liella!

ここでは声優としての「Liella!」を扱う。『ラブライブ!スーパースター!!』のスクールアイドルグループ。9人構成、うち3人が一般公募で募集されたなど、シリーズ初の試みも多い。

年齢の幅は7歳、身長の幅は17cm。5人それぞれに属性を付けるなら、リーダーボケ担当ツッコミ担当元気枠クール枠。妙にバランスの取れた構成になっている。

涙脆い人やオタクムーブをかます人が多いのも特徴。これは無印『ラブライブ!』のアニメ世代であることも大きいと思われる。『ラブライブ!』に多く触れてきた彼女たちが新しい『ラブライブ!』の道を拓くということには何か運命めいたものを感じる。

絵が得意な人が多い。少なくとも、何を書いたかすぐ分かるくらいの腕前がある。ただし1名を除く。あと食用旺盛な人が多い。全国を巡る1stライブツアーの感想生放送では、食べ物の話に夢中になってしまうこともしばしば。

Liella!生放送

不定期に行われる生放送。メンバー5人全員が揃い踏み、進行中のプロジェクトについて話したりお便りを読み上げたりする。放送は20:00から始まることが多く、時間は60~90分程度。

最初こそ初々しく真面目にやっていたが、回を重ねる毎にどんどんカオスになっており、数々の伝説を生み出した場所である。詳しくは各メンバーの項を参照されたし。
放送回数が多くなく、メンバーの顔を見ることができるため、「Liella!」を追うならとりあえず生放送を見ておけば大丈夫。大きな発表があることも多いので、時間があればリアタイしたいが、アーカイブも残るので後からゆっくり観るのも一手。

なお、ハッシュタグを付けたTwitterイラストは背景に掲載してもらえることがある。やったことが無いので詳しくは不明。お便りを読んでもらえることもあるが、たくさんの人が送るので倍率は高め。私は読んでもらえたことが無いです。また生放送中、ハッシュタグを付けたツイートやYouTubeライブへのコメントを拾ってもらえることもある。

結女放課後放送局リエラジ!

毎週火曜日18:00~YouTubeにて公開される、収録放送のWEBラジオ。動画時間は30~50分程度。

途中まで『結ヶ丘女子高等学校RADIO!!(仮)』というタイトルだったが、視聴者からタイトル案を募集、得票数の多かった「結女放課後放送局」「リエラジ!」を組み合わせたタイトルになった。通称リエラジ。

初回と第2回は5人で放送したが、それ以降は3人が2週間毎にローテーションしている。さゆりんは固定、他2人の選び方の法則は不明。新型コロナウイルスの影響で第19回と第20回は総集編になった。

生放送と同じように進行中のプロジェクトについて話をするが、大きな違いとしてリエラジ独自の企画が多々ある。

まず、冒頭には「Liella!」のキャラたちによるボイスドラマがある。恋ちゃん含め全員が参加しており、たまにアニメに出たセリフを言ったりするが、世界線は不明。ほのぼのしたものからギャグ線のあるものまで、内容は様々。

「結ヶ丘女子投書箱」は名前から分かる通りお便りを読み上げるもので、基本的に必ずある。アニメ放送中はお便りを多く読むためにほとんどの時間がこの企画に費やされていた。ただ、日曜日の夜から収録までにお便りは間に合わないらしく、アニメの感想は1~2週間遅れて読まれる。倍率は生放送に比べれば低く、私は数回読まれた。しかし推しのりーちゃんには未だ読んでもらえず。とはいえ、いわゆる常連さんもけっこういるので、あとはコツを掴めるかどうか。

「Li絵lla!日記」はメンバーの近況報告をイラストや写真付きで報告するもので、こちらもほぼ毎回ある。我々が普通は知り得ないようなメンバーの日常が見られて楽しい。なぎちゃんの絵の初披露もここだった。

他にも色々と企画があるが、基本的に何週かやったら企画が代わる。最近はアニメなど、重要なイベントが増えてきたためにお目に掛かれないことが多い。

第41回で初めてゲストを招いた。「Sunny Passion」のキャストの2人である。第43回でも出演。これで「Liella!」5人全員と話したことになる。

Liella!突撃ロケ

YouTube不定期に投稿される、「Liella!」が色々なところに突撃するロケ。現在「よみうりランド突撃ロケ」「私服コーデバトル」「1stライブへの道のり」の3シリーズがあり、それぞれ15分程度の動画に分かれている。

初の突撃ロケ「よみうりランド突撃ロケ」では雨の降る中、様々なアトラクションに挑戦。お化け屋敷やジェットコースターに叫ぶ少女たち、雨天によるバンジージャンプ中止に喜ぶなぎちゃん、シューティングゲームの腕前が死んでいるペイちゃんなど、デビューから日が浅いにも関わらずカオスなくだりが多々見られた。罰ゲームのペイちゃん恋人シチュは必見。

「私服コーデバトル」ではキャストが担当メンバーの私服をコーデするものであり、それぞれイラストを描いてから店に向かい服を探した。洋服屋さんなのでそこまで暴走はしていないが、りーちゃんの「カセッサリ」なこなこの関西弁が恐らく初披露など、見どころ満点。

「1stライブ突撃ロケ」は、1stライブのために色々なスキルを磨くという名目で体育館で遊ぶという内容。ピンポン玉運び、椅子取りゲームなどに全力で挑戦する。基本的に始終ワイワイするメンバーを見ることができ、見ているこちらも楽しい。

ダンスレッスン動画

YouTube不定期に投稿される、1stライブに向けたダンスの練習映像。

メンバーが結ヶ丘のジャージを着て踊るという内容で、練習にも関わらず完成度がエグい。しかしダンスが終わった後は、打って変わっておふざけタイムになる。

結ヶ丘のジャージ

「Liella!」メンバーに萌え袖属性を付与する神アイテム。販売もされているが、デザインが比較的落ち着いている……というかシンプルに可愛いため、オタクでも着やすいかもしれない。

 

お読みいただきありがとうございました。アニメの感想も是非ご覧ください。

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アニメ『ラブライブ!スーパースター!!』12話感想 -ずっと泣かされっぱなし-

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最終回「Song For All」の感想です。えっもう最終回? あと12クールやらない? 前回の感想はこちら↓

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東京大会に向けて練習する「Liella!」。より積極的になったかのんちゃんを見て「変わった」という恋ちゃんですが、千砂都ちゃん曰く「あれが本来のかのんちゃん」。1人で歌えた経験は確実に彼女の糧になっているようです。

理事長に呼び出された恋ちゃん。また変なの見てたんじゃなかろうかと疑われますが、実際には生徒数が学校存続に足るという朗報でした。さらにお父さんから今更ながらに資金援助の報せも。何気にずっと心配だった葉月家の経済問題も解決です。いや冬までどう生き延びてたんだ。

帰宅すると、お母さんと妹ありあがお祝いをしてくれます。2人ともかのんちゃんのことを気にかけていたんだな……と感動するべきなのですが、お父さんの存在感がありすぎて完全に気が散っていました。だって立ってる位置とか姿勢とか、死んだお父さんが幽霊になって見に来た感すごいんだもん。いや、実は今までお父さんに話し掛けていたのはまさか……? と冗談はさておき。

東京大会は12/25開催、そしてリモートを使い各地から配信と、非常に時代を感じる形式です。故に会場は各々用意。大きな会場を希望する声の中、体育館を提案するかのんちゃん、やはりかのんちゃんであります。なおどの会場にも断られた可可ちゃん、どこからそのクソデカ木の枝持ってきた。

カフェに帰るとサニパ登場。突然の訪問がお好きなようで。「Liella!」を讃えながらも、勝ちを譲らない意志を表面しました。一方かのんちゃんは「ラブライブ!」で戦う意味を訊きます。歌に勝ち負けは無い、だけど「ラブライブ!」でしのぎを削ることには意味がある。それがサニパの解答でした。何故戦うのかという純粋な疑問が投げかけられたのは面白いと思いました。

帰り道で眩く輝くイルミネーションを見たかのんちゃんはステージ案を思いつきます。テーマは「」全体的には虹や天の川を彷彿とさせます。ここでななみ、やえ、ここのの神モブトリオが登場。「Liella!」のためステージ制作を請け負います。割と泣きましたハイ。特に、1年生だけで勝てないことが多いからこそ「Liella!」に希望を見出しているっていう構図が最高。

そんなこんなで当日。かのんちゃんが起きて窓を開けるシーンは2話を思い起こさせますね。あのときからさらに季節は進み、雪が降り始めました。雪、いいですね。いいですけどみんなもう少し暖かい格好してね。寒そうだよ特に千砂都ちゃんすみれちゃん! 凍死する気か!

すみれちゃんの神社に訪れた可可ちゃん。自宅からわざわざ運んで来たのはサニパの絵。預かっていて欲しいと言うので、推しの絵を奉納でもするのかと思いきや「サニパも今日はライバル。今日だけはファンをやめます」これは……! 今までサニパと会う度にアガるくらい喜んで、スクールアイドルを目指したきっかけで、大好きな存在で、そんな可可ちゃんを見てきたからこそ「Liella!」として勝つという覚悟の強さが伝わってきました。

一方、すみれちゃんは可可ちゃんにお守りをあげます。「これからも一緒に続けられるように」ねぇそれはズルいよ……泣くじゃんそんなの……実際今回一番泣いたのはここだったりします。すみれちゃん、可可ちゃんに絶対に帰って欲しくないんだなと。ずっと一緒にいたいんだなと。それでお守りをあげるとか――(これ以降は濡れていて読めない)

1人川岸で練習する千砂都ちゃん、だから寒いってその格好しかも川の近くで! 雪降ってるの見えてる? などと視聴者を心配させますが本人は元気な模様。平熱40℃なんじゃないだろうか。さらに地面にミステリーサークルを書いています。立ち位置を想定して練習していたのです。1人の練習には必要無い他の丸を書いていたのが……。練習しながら、みんなで踊るのを想像してたのかなと思うと尊い

恋ちゃんはサヤさんと一緒にいられることになってとても嬉しいようです。ちょっと遅かったけどナイス恋パパ。2人とも学校の存続を喜んでいました。チビも変わらず元気です。伏せてたけど多分元気。

ステージの進捗はサプライズのために秘密だったとのこと。そこで5人で体育館に確認に向かいます。すると、ひどくこざっぱりしてるー! ちょっと神モブさん、ステージ全然できてないような……てゆーか全然できてへんでおまんがな。ネタが通じにくそうなのでこの辺で切り上げてと。

校舎を出た5人が目にしたのは、結ヶ丘の生徒が持つ蝋燭でできた光の道。思いを託すための声援。かのんちゃんたちはその中を駆けます。ふと頭をよぎるのは、全てが始まった日の記憶。エモエモのエモじゃん。

街の中に現れたステージ。結ヶ丘の生徒が街に掛け合ってくれたのです。もう彼女たちの活動は学校だけに留まらず、街全体を巻き込んでいました。青山・原宿・表参道、その合間に最高の舞台がありました。

「Liella!」が歌う『Starlight Prologue』。いやもうこれあの……(語彙力行方不明) まず衣装について、可愛すぎます。こういうモコモコした感じにグラデーションはめちゃくちゃ好きです。あとそれぞれの色の布を別々の場所に付けていたのがまた可愛い。そして舞台の光が美しい。「Liella!」のイメージカラーや雪に映える橙色、そして虹色。まだ何色でもなかった彼女たちが作り出した、色です。でもって歌。歌よ。これはもう希望そのものです。あれを形容できるだけの語彙力がガチでありません。しかもジャケットさ……! これさ……!

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そうそう、無印やサンシャイン未回収の私ではございますが……これがSnow Halation』オマージュであることは私にも分かりましたよ! そもそもかのんちゃんが帽子に付けていた布! これは無印の主人公である高坂穂乃果にそっくりではありませんか。全く印象の違う2人ですが、ここで交わると違和感ゼロ。そして青い舞台を包み込む橙色の光はまさにスノハレそのもの。ああもっと早く『ラブライブ!』を知っていたら……!

しかしこのオマージュだけでなく、紫や虹色の光もありました。伝統を引き継ぎながらも自分たちだけの色を出す、守破離全部やっちゃうようなグループが「Liella!」なのです。

いよいよ結果発表。街頭のモニターを固唾を飲んで見守る結ヶ丘の生徒たち。いや、それだけでなく、彼女たちに関わった全ての人が結果を待っていました。長い長い刹那の時間の果てに画面に写ったのは「2nd」の文字。「Liella!」は東京大会の優勝を逃し、本大会への出場権を失いました。……正直勝つと思ってただけに、私自身見ていてかなりショックでした。

「なんでなのよ」と叫ぶすみれちゃん。最初こそスクールアイドルをアマチュアと侮っていた彼女が真っ先に声を上げたの、いい。他のメンバーも落胆を隠せません。そして現実に戻らなければいけない。「片付けなきゃ」という言葉は、誰の耳にも苦しく響きました。

「これだったんだ」と気付いたかのんちゃん。悔しいという感情。たくさんの人に応援してもらって、1人で歌うことができて、みんなで歌うことができて、ようやく辿り着いた新たな極地。勝ちたい、「ラブライブ!」で優勝したいという、いい意味での「欲」がかのんちゃんに生まれた瞬間でした。

「Song For Me, Song For You, Song For All」全ての人のために「Liella!」は「ラブライブ!」優勝を誓いました。厳しい現実、強いライバル、味わった挫折。それらを胸に刻んで成長した彼女たちに、再び春が訪れました。はい当たった! 春になる予想が当たりました!(虚無)

屋上で練習する声。その中に……よかった可可ちゃんの声もあった! どうやら帰らずに住んだようです。ほんとよかった……! そしてかのんちゃんがホワイトボードに書いた「優勝」の文字を最後に、5人での『未来は風のように』11話とは別バージョン、全員同時歌唱版。制作陣様、私の涙腺を何度破壊するおつもりか。

さらに「リエラのうた」で涙腺にトドメ。まさかこのコーナーで泣く日が来ようとは思っていませんでした。今まで着た衣装が全部揃ってるんですよ……! 他にもマンマルとかグソクムシとか、なんかもう全部揃ってる……!これNHK限定なの勿体無さすぎる。

さて、こうして『ラブライブ!スーパースター!!』1期の最後は挫折からの再起でした。そして間違いなく2期があるでしょう。いや「2nd」だからじゃなくてよ。彼女たちが歌ったのは『Starlight Prologue』そう、プロローグ。「Liella!」の物語は今始まったばかりなのです。全員1年生だからこそ次がある。未来へ向けて進んで行けるのです。「好きなことを頑張ることにおしまいなんて無い」小さな星々の輝きが再び見られる日まで、私たちは待ちましょう。

……いや確かにツアーライブありますけど、行けるかどうか分からないんですよ! というわけで2期が来るまでまた寿命が伸びたのでした。しばらくは感想を書くことも無さそうですね。今までの記事はこちら↓

tenshi-shitsuzi.hatenablog.com

アニメ『ラブライブ!スーパースター!!』11話感想 -独りで唱う交響曲-

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第11話「もう一度、あの場所で」の感想です。今までの集大成。最近神回しか無くないですか。前回の感想はこちら↓

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歌えなかった舞台

色々あって11話を土曜日まで観られず、12話放送の日曜日に駆け足で書いています。なのでざっくりあらすじ省略です。正直、ストーリー追う形式にしてから書く意味無くなったような……まあ時間あったら追記します。

予選突破! サイトが繫がらない間に知り合いからの連絡で結果を知ったりするあたりが妙にリアルです。結ヶ丘はお祝いムード。可可ちゃんは相も変わらずすみれちゃんをいじっています。じゃれ合いかよ可愛いな。

理事長の呼び出しに戦慄する恋ちゃん。部室のパソコンからアッチなサイトにアクセスしてしまったのを叱られると思ったのです。おい誰だ開いてたの、と思いきやこれは広告だった模様。いや服のサイトでそんな広告出すなて。あと理事長がそれ把握してたら怖すぎるでしょ。

呼び出しの内容は、かのんちゃんと千砂都ちゃんの母校の小学校から、スクールアイドルとして歌って欲しいとの要望があったと。不安そうなかのんちゃん、瞬速で察する千砂都ちゃん。本人には秘密で3人を呼び出し相談します。

小学校は、かのんちゃんが歌えなくなってしまった場所。千砂都ちゃんはトラウマ再発を危惧し、恋ちゃんの提案で下見に行きます。しかし1話で見たときには、どこかの会場に行っているものだと思っていましたが、まさか小学校の講堂だとは。圧倒的私立感。

トラウマの舞台でかのんちゃんは歌うことが難しそうな気配、しかし仲間が傍にいたので歌うことができました。このときの声がまあ伸びやかなこと。「Liella!」の5人の声って調和がものすごいですよね。

一方「ラブライブ!」の次のステージの課題は独唱になり、歌唱力がずば抜けているかのんちゃんが推されたのでした。やはり「Liella!」の歌声担当はかのんちゃん、なのですが……。

「歌える」のか「歌えない」のか

かのんちゃんが歌えたことですっかり安心した様子の可可ちゃん。しかし千砂都ちゃんは「みんながいたから歌えた」「本当に歌えるようになったとは言えない」と分析します。「歌える、1人じゃないから」というセリフをここでひっくり返してきたのはけっこう好き。ともかく、千砂都ちゃんはかのんちゃんに1人でも歌えるようになってほしいようです。

そうそう、ここのシーンはたこ焼きによる演出が神がかっていましたね。「倒れた?」と言うと同時に倒れたたこ焼きはかのんちゃんを表すと分かります。繫がってしまったたこ焼き、可可ちゃんは食べてしまえば同じと言いましたが、これはみんなといれば歌えるなら大丈夫という立場。たこ焼きが失敗だという千砂都ちゃんは1人で立たなければいけないという立場です。ほんとスパスタは演出が神。

「クーカー」の2人で歌った可可ちゃん、かのんちゃんに背中を押されて1人で大会に挑んだ千砂都ちゃん。この両者ではかのんちゃんに対する考え方が異なるのは当然ですし、また、どちらも間違っていないのでしょう。ただ今回は幼馴染の出る幕でした。11話だし。

「Liella!」の参謀ちぃちゃんは理事長を丸め込み、嘘をつくのが嫌いな可可ちゃんも説得の末、かのんちゃんを1人で小学校に赴かせることにしました。千砂都ちゃんを除く3人は流石に気乗りしない様子です。まあライオンみたいな所業だし仕方ない。

しかしこの作戦は、千砂都ちゃんがかのんちゃんを信じるが故のものでした。歌を世界中に広げようとしていた彼女が、1人で歌うという壁を越えたとき、「ラブライブ!」を越えて銀河一にだってなれる。澁谷かのんの幼馴染である嵐千砂都だけが言える、絶対的な信頼の言葉でした。

ちっぽけなあの日の澁谷かのんじゃない

歌えなくなった場所。かのんちゃんは再びそこを訪れます。結局見に来てしまった4人、千砂都ちゃんに掛かってくる電話。「誰かの力になって支えるには、1人でやり遂げなければならない」かのんちゃんの気付きに対し、千砂都ちゃんは返します。「いるはずだよ、あの頃のかのんちゃんが」ここ、かのんちゃんが千砂都ちゃんの意図に気付いてるのが、よい。

あの日の自分。歌を信じ、音楽を信じ、世界に広げようとする自分。それでも不安に脅かされ、怖いと思ってしまった自分。そして歌えなくなってしまった自分。だけど、あの日の自分がいたからこそ、今日の自分がある……。歌が好き、その気持ちはずっと変わらない。澁谷かのんは一歩踏み出します。

聞き覚えのあるイントロが流れたと思ったらまさかの! BD/DVDが絶賛発売中のLiella! アニメーションMV付きデビューシングル『始まりは君の空』収録の『私のSymphony』ではありませんか! ……いや、実は自己防衛不足で事前に知っちゃったのですが。音楽はニワカですが、シンフォニーは交響曲、本来1人で奏でるものではありません。のはず。つまりこれは「ちっぽけな昨日までの私」と一緒に奏でている、のかなーという個人的解釈。

それにしても歌唱力がすごい! かのんちゃんソロで全く違う雰囲気になっていました。切ないとか静かとかいうのとは少し違う、かといって元気な曲というわけでもない。前向きに、世界に希望を滲ませるような、星にそっと夢を届けるような、そんな形容をしたくなる歌です。泣いた。可可ちゃん、すみれちゃん、恋ちゃんが完全に聞き惚れる中、千砂都ちゃんがふと笑うのがもう……好き。

そして何と言っても、さゆりんこと伊達さゆりさんがすごい。また個人的な解釈になりますが、この歌は一般公募合格者のさゆりんにも当てはまるような歌詞だと思っています。ラジオで話していたことがありますが、初めて5人で練習した際は思うようにいかず悩んだそうです。そして今、さゆりんのSymphonyが私たちの元に届いた。ちょっと拡大解釈すぎるかな? でも、澁谷かのんの声がさゆりんで良かったという気持ちはずっと私の中にあります。

こうしてかのんちゃんは本当の意味で歌えるようになりました。もちろんこれは一朝一夕の結果ではありません。「クーカー」の2人で歌ったこと、1人でも頑張るみんなの姿を見たこと、そして「Liella!」として歌ったこと。春から冬までの長い時間を掛けて過ごした日々、様々な困難を乗り越えた経験があったからこそ、1つでも輝けるスーパースターになれたのだと思います。

歌い終えたかのんちゃんの元に走り出す千砂都ちゃん。優しさ故の厳しい試練を与えた彼女自身、一番辛かったでしょう、そして一番嬉しかったでしょうと!(大声) そして3人も合流。「私たちの歌、聴いてください!」からの5人で『未来は風のように』でエモすぎるんですが! これ絶対舞台の上で歌ってるじゃん! 初めて5人揃ったエンディング、映像にも合わさって最高でした。

どうなる最終回

どうなるっていうかあと何時間かすれば最終回なんですよ、もう日曜日の午後ですよこれ書いてるとき。もう最終回とか感情が追いつかないんですが。

タイトルは「Song for All」これは「Liella!」の円陣の掛け声です。そして恐らく「ラブライブ!」東京大会の話になるでしょう。メタい話、まだ1曲残ってるので、それを披露するのも確実です。

しかし大会の結果については幾つかの可能性が考えられます。まず、2期に託して結果が分からない場合。これは焦らされるやつ〜。そして結果が分かる場合、突破できるか否かとなります。突破できれば清々しく2期を待てますね。できないとマズいですね。可可ちゃん帰っちゃうじゃん。そこで映画に繫がったりするんだよね(ない)

突然、何の根拠も無い予想タイム〜。最後の最後、季節が1年巡ってまた春になって、かのんちゃんが歌いながら登校。『ほんのちょっぴり』あたりでどうでしょう。そこにどんどん他の子が加わって、「Liella!」になって最後は結ヶ丘に着いて、みたいな。こういう予想すると外れたとき恥ずかしいんですが、こんな辺境のブログ読んでる人もいないし別にいいよね。

ラブライブ!スーパースター!!』の最終回がどうなるのか、楽しみです。次回の感想はこちら↓

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アニメ『ラブライブ!スーパースター!!』10話感想 -クゥすみ尊みありがたみ-

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第10話「チェケラッ!!」の感想です。ネタ回と見せかけて、公式がクゥすみ界隈に仕掛けた王手でした。今回はいつにも増してクゥすみを語るので苦手な方はブラウザバック推奨です。前回の感想はこちら↓

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ざっくりあらすじ

①「ラブライブ!」地区予選は参加校多数につき課題としてラップを取り入れた曲を指定。ラップができる平安名すみれがセンターとなる。
②唐可可はそれに反対するが、センターに自信がもてないながらに一人練習するすみれを見て、彼女のために衣装を作成。
③結ヶ丘の生徒はすみれがセンターであることに不安。さらにすみれは、可可が結果を出せないと帰国しなければならないと知り、センターを辞めると言う。
④しかし可可はすみれの実力を認め、彼女こそがセンターに相応しいと断言。ティアラを受け取ったすみれを中心に「Liella!」は歌と踊りを披露した。

ネタ回じゃないんかい

今回もキャラ毎にではなくストーリーを追いながら感想を書きます。というか、こっちの方が断然書き易いので今後もこの形で書くかもしれません。

今回の「ラブライブ!」は過去最大の規模、参加校も多数。地区予選で全てのグループが歌えないため、課題としてラップを入れた曲を指定。まさか『ラブライブ!』特有のライブシーンを違法マイクとか言ってたら本当にラップ展開になるとは……。これがアオヤマ・ディビジョン……!(違う)

かのんちゃんはラップができず、千砂都ちゃんは思わずダンスに夢中。ブレイクダンスの完成度おかしくないか。予告から色々おかしかった恋ちゃんは「いざよう」と「十六夜」を掛けた高度な歌を詠み、俳句かとツッコまれると短歌だと返します。五七五七七で短歌の方が長いという罠。可可ちゃんはラップめっちゃ上手い……と思ったら聞き取れない! 中国語で「ヘイヨーチェケラ、唐可可が一番眩しい、天津煎餅(中国のお菓子)持ってきなさい、練習しましょう、遅刻は無しよ」的なことを歌っていたらしいです、多分。気になる方は調べてみてください。そこで唯一ラップができるすみれちゃんがセンターになりました。ここでネタ展開は終了です、ありがとうございました。

自分がセンターであることに気付きあわあわするすみれちゃん。ずっと望んでいた場所ですが、いざ立つと狼狽してしまった模様。そこに可可ちゃんが自分は反対だったと主張します。いつもはグソクムシをいじるに留まる彼女が、今回はかなり強い口調です。少し不自然なほどに。その時点で嫌な予感はしていましたが、まだ確信には至りませんでした。ただ、少なくともネタ回じゃないなとは思いましたよハイ。予告とタイトルはミスリードだったのだ。

努力家すみれ、可可ツンデレ

すみれちゃんについてカフェで話し合う4人。かのんちゃんは「きっと自信が無いんだよ」と言います。ここで彼女がフォローしたの、個人的にけっこう好きです。そうだよね、その気持ちが一番分かるのはかのんちゃんだもんね……。一方、スマホで誰かと何かのやり取りをする可可ちゃん。疑惑が確信に変わっちゃったよもう。アレしかないじゃん。

一人練習をするすみれちゃん。ランニングをしながら今までのことを振り返ります。主役をもらえなかった日々。個人的には「村人も大事な役」って言われてるのを見るのがキツかったです。それ余計傷付くやつ〜。しかし努力を積み重ねてきて、ようやく念願のセンターに立てた。「私が」センター。とても嬉しかったのだと思います。そしてその様子を可可ちゃんが見ていました。余談ですが、すみれちゃんの妹さんがちょっとだけ登場しましたね。けっこうビックリしました。可愛かった。

翌日、可可ちゃんは(またもや一晩で)衣装を作ってきました。これでもかとツンデレムーヴを見せるのが尊い。衣装は紫色ですが、紫の補色(互いに引き立つ色)は黄色〜緑色で、彼女の髪色やイメージカラーにぴったり。可可ちゃんはすみれちゃんをしっかり分析して色を選んだのですめっちゃよく見てるじゃないですか(早口)

ところが動画を上げたところ、結ヶ丘の生徒はセンターを変えた方がいいと思っている模様。肩に力が入ってしまっているのが見えてしまうようです。さらにすみれちゃんがそれを知ってしまいます。可可ちゃんは逃げるのかと発破を掛けますが、すみれちゃんは結局自分はセンターに立てないのだと叫んで去ってしまい、翌日の練習も休みました。

恋ちゃんによる分析は、歌もダンスもでき、優雅で鮮やかだけど、それだけに「目立つ何か」が無いというもの。私はあまり好きではない言葉ですが、いわゆる器用貧乏だということです。何でもこなせるからこその苦労。かのんちゃんや可可ちゃんのように、弱点を克服するという解決ができないため、難しいところです。

勝たなければいけない理由、センターに相応しい理由

さらに翌日、部室に向かうすみれちゃんは電話をする可可ちゃんを見ます。階段を利用して隠れるのが4話を連想させます。バリバリの中国語ですが、音声翻訳アプリで読み取ります。最近のリアルな翻訳アプリってこのぐらい性能いいんですかね、使わないので知らないもので。それはさておき、電話の内容は……やはり帰国要請。恐らくは「ラブライブ!」である程度の結果を出さなければ帰れないのです。3話の伏線回収となりました。「ラブライブ!」のことになると強い口調になる理由も判明。彼女には後が無いのでした。

屋上に行くと、可可ちゃんはまるでいつもと変わりありません。「隠せてしまう」のは彼女の強いところであり弱いところです。その様子を見たすみれちゃんはセンターの辞退を宣言します。「あなたのスクールアイドルへの気持ちはその程度なのですか」と言う可可ちゃんに対して涙ながらに「勝たなきゃいけないんでしょ」と返して走り去るすみれちゃん。涙ボロボロなのですが。何がチェケラッやねん。

自信が無いところに、勝たなければいけない事情を知ったことで完全にメンブレしております。でもそれって可可ちゃんのためを思っての部分もあるよねとってもエモエモで嬉しみが深くて草だよ〜\尊い!/

校舎から出たすみれちゃんを可可ちゃんが呼び止めます。同情でセンターを任せてくれたのではないかと言われると、相応しいと思ったから任せたのだと返し、その証としてティアラを差し出しました。これを背中に隠してるからずっと右腕の位置が変だったの可愛すぎませんか。

それを受け取ろうとした瞬間、ティアラが風に吹かれて飛んでいったぁ!? 可可ちゃんはミスリル*1でも使ったのか、いやそもそもそれ付けて踊ったらやはり飛んでいくのでは。閑話休題。くそ軽いティアラを追うすみれちゃん、草むらに落ちたものの、ちゃんとホールドしました。その様子を見た可可ちゃんの口から出た言葉は「すみれ」あ゛〜名前呼びましたね、これ心配して思わず出たやつですよね(早口) かのんちゃんに対しても呼び捨てを希望した可可ちゃんがこう言ったということは、すみれちゃんを友達だと思っているということでしょう。もしかしたら今までも呼びたかったけど恥ずかしくて「アナタ」呼びだったんじゃないかなあ……というのは個人的な妄想です。そして最後に「誰だと思ってるの」が入るのがもう最ッ高にときめいちゃった。

そして遂に始まるステージ。その中心に立つのは平安名すみれ。縦ロールの金髪に紫色の華やかな衣装がよく似合います。そして頭に輝くのは、可可ちゃんに作ってもらい、自分の手で掴み取った彼女のための特別なティアラ。どんな不遇な目に遭っても挫けずに努力してきた証です。彼女はまさに主人公のお姫様として舞台に君臨したのでした。

今まで元気な曲や可愛い曲、切ない曲が多かった「Liella!」ですが今回の『ノンフィクション!!』は雰囲気がガラリと変わり、優雅で蠱惑的でお洒落な、言うなればオトナな曲でした。「何でもこなせる」すみれちゃんにピッタリです。衣装がすみれちゃんのチャームポイントである白ニーハイ統一なのも好きです。他のメンバーだと、幼い顔立ちの千砂都ちゃんが艶やかな表情を見せたギャップに悩殺された紳士淑女が多数いたようです。もちろん他の3人も魅力的でした。中心にすみれちゃんがいるからこそまとまりがあったと思います。どこがラップだか分からなかったのは内緒。最初の英語の部分だったのだろうか。

披露が終わると名前を呼び合うすみれちゃんと可可ちゃん。互いに素直になれなかった2人が結ばれた瞬間でした。その調子で本気で結ばれちまえ、じゃないや、これからも喧嘩したりツンデレしたりでなんやかんや仲良くあってほしいです。そして最後に2人で『未来は風のように』はヤバいてぇてぇ。

どうなる次回

「もう一度、あの場所で」その場所は、幼いかのんちゃんが倒れてしまい、歌えなくなってしまった場所。そして1話では分からなかったのですが、引きで見るとキャストさんの方の「Liella!」のリリイベが行われた場所がモデルなのです(確かそう)。

つまりこれはかのんちゃんにとっては一度歌が歌えなくなった「終わりの場所」であり「Liella!」にとっての「始まりの場所」と言えます。おいおい2話連続で泣かされるんじゃないのか〜?

さらに今回明らかになった可可ちゃんへの帰国要請。『ラブライブ!』で優勝するというのは1年生の時点ではキツそうです。可可ちゃんが帰ることになる展開も視野に入れ、覚悟をしておいた方が良さそうです。前回の感想はこちら↓

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*1:ファンタジー世界でたまに見るめっちゃ軽い金属

アニメ『ラブライブ!スーパースター!!』9話感想 -君たちの名はLiella!-

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第8話「君たちの名は?」の感想です。まさかの第二のネタ回で、それぞれの個性が改めてよく見えました。入れ替わりネタは無かった。前回の感想はこちら↓

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ざっくりあらすじ

①スクールアイドルの頂上決戦「ラブライブ!」のエントリーが始まった。葉月恋を加えて5人になった部だが、グループ名が未だに決まっていなかった。
②それぞれグループ名を考えるもまとまらず、募集するも意見は出ず。同時に、澁谷かのんは「ラブライブ!」のための曲の歌詞を考えなければならなかった。
③グループ名も歌詞も浮かばない。そんなとき、クラスメイトの「始まったばかり」「まだ何色でもない」という言葉に、かのんは着想を得る。
④「Liella!」結ぶという意味の言葉を交えたグループ名ができた。歌詞も完成し、澁谷かのん・唐可可・嵐千砂都・平安名すみれ・葉月恋の5人は「ラブライブ!」にエントリーしたのだった。

浮かばないグループ名

いつもはキャラ毎に追っていくのですが、今回は場面毎に追ってみます。その方がそれぞれの個性に言及し易いので。

朝からスマホを見て「来ました……」と呟き、唐突にすみれちゃんをクルクルしながら出て行く可可ちゃん。まるで推しのSSRを引き当てたような雰囲気ですが、屋上へ直行した彼女はカッターを取り出します。まさか前髪を切るのかと頓珍漢なことを私が考えていると、紐を切り裂き屋上から横断幕「LOVELIVE」ドーン。あっこれ理事長に怒られるやつや……と思いきや回収されていないので黙認っぽい。

スクールアイドルの頂点を決める全国大会「ラブライブ!」その参加者数はエグいことになっているようです。その会場は新国立劇場に酷似したどこか。ステージに立つ妄想に一人浸るすみれちゃんに対し、毎話迷言を生み出す可可ちゃんは遂に「スットコドッコイ」の域に足を踏み入れました。スットコドッコイて……法元さんはLiyuuさんにどう説明したんだ。

恋ちゃんはさり気なく音楽科の制服になっていました。さり気なさすぎて私は指摘があるまで気付きませんでしたトホホ。普通科に移行したわけではなく、制服がしれっと自由選択になったようです。最初からそうしとこうよ理事長ォ〜。

そんなこんなで「ラブライブ!」にエントリーしようとしますが、何より重要なグループ名が決まっていないという状況。ここから名前決め合戦が始まる――。

まずは可可ちゃんが「クーカー」を発展させる考え。おお、これは私の予想が当たっているではありませんか……と喜んだのも束の間「チクレカス」おい。かのんちゃんもネットスラングのようだとツッコんでいました。何のことかって? ググレカス

次に千砂都ちゃんは案の定まんまるを用いた「MARUMARUサークル」を提案。このサークルはサークル活動的な意味も含まれているのかと勝手に想像。いずれにせよ名前自体は可愛いのですが、急に「まるは全ての根源」と語り出す教祖ちーちゃん。コイツまんまるに取り憑かれてやがる……! しかし既に二次創作でまんまる大好きサイコキャラが見られるので手遅れではある。最後にはY字バランスでO字バランスという荒業も披露。幼馴染が揃いも揃って平衡感覚の魔物である。

恋ちゃんは何やら手帳に書きつけていましたが、訊かれると趣旨を理解していなかったと言って慌てて隠しました。そこには

綺羅星
絶世時空
流麗姉妹
円環乙女
九(ここで書きやめたっぽい)

ああ一生懸命考えて来たけどみんなのとちょっと違くて恥ずかしいやつー。最初の「綺羅星」はグループ名を公募した際の最終候補だったそうですが、他のは何と言うか中学二年生が喜びそうなセンス。時空をクロノって読みそう。千砂都ちゃんの話を聞いて「円環乙女」と書いたとしたら可愛いですね、それと九の続きが気になる。可可ちゃんにあやかって、中国の偉い立場が由来の「九棘三槐」とかどうでしょう。意味は政界の大幹部。……真面目な話、多分「丸」を書こうとしていた説が濃厚ですが。

かのんちゃんは「結ヶ丘スクールアイドル」という無難の塊みたいな名前を提案しました。なるほどかのんちゃんらしい。すみれちゃんは華麗にセリフカット。どんなのを考えたのか気になりますが、100%「ギャラクシー」が入っているでしょう。

結局意見箱を置いて募集しますが、1枚入っていることもなく、方針を変えてソロアイドルになることもなく、紙は0だったんだYO。かすみんBOXって言った人はワンダーランド行きの刑です。

グループ名だけでてんてこ舞いですが、同時に「ラブライブ!」のための曲が必要です。そこでかのんちゃん作詞、恋ちゃん作曲と分担しました。これが後々問題になるのですが。

時代を感じる動画配信

困ったときに頼れるお姉さん方といえばサニパ、そういう感覚なのでしょう。何やらズームしそうな感じのテレビ会議でかのんちゃんがサニパに相談します。彼女たちの名前は、まだ有名ではなかった頃にファンが付けてくれたとのこと。また、サニパは動画配信もしているのでした。

その後の5人のリモート会議に、またしても個性が出ています。かのんちゃんは私服でカフェのテーブルからとやはり無難。幼馴染の千砂都ちゃんも似たようなスタイルです。可可ちゃんはパンダで完全に部屋着スタイル、すみれちゃんは背景がなぜか南国。そして恋ちゃんはまさかの顔出しNGです。イチゴなのが恋ちゃんらしいです。家庭の方針により動画配信を知らず、「動画を配るのですか?」と物理的な配布を思い浮かべる具合。

物は試しと動画配信しますが、わざわざ初見の恋ちゃんにやらせる鬼畜。まだずば抜けて有名というわけでもないスクドル部ですが、クーカーの受賞や学園祭によってかコメントがそこそこ集まるくらいには名が通っています。コメントの形式はYouTube……というよりTikTokなのかな。あまり詳しくないですが時代を感じます(小並)。

恋ちゃんは流れてくる「可愛い」「美人」などのコメントに赤面、配信停止を要求。やはりインターネットなどには不慣れな様子です。この可愛らしい反応、半年前に「スクールアイドル……(低音)」とか言っていた人とは思えません。

結局5人で撮影しますが、恋ちゃんがかのんちゃんに絡み、千砂都ちゃんのまんまるとすみれちゃんのグソクムシによる隠蔽工作が行われていいね大量獲得……。「【悲報】結ヶ丘のアイドル、初配信で事故ってしまうwww(252)」とかいうスレが立っていそうですが大丈夫なのか。

その後「作曲→作詞」だと思っていたかのんちゃんは「作詞→作曲」だと思っていた恋ちゃんと綺麗にすれ違い。かのんちゃんは地獄の作曲作業に足を踏み入れます。

恐怖、地獄の作曲

歌詞が浮かばないという窮地に立たされたかのんちゃんは、葉月家にて可可ちゃん曰くの「ジャパニーズ缶詰め」を強要されます。しかし缶詰めたところで浮かばないときは浮かばないもので、鉛筆や定規を使ったタワーが完成するばかり。バランス感覚の鬼か。

いつものヨガポーズで部屋中をウロウロしていると巨大なベッドを発見、するや否やそこへDIVE! ここはニトリじゃなくて人様の家ですよ澁谷さん。7話でボールぶん投げた人なので仕方ないか。

しかしその事態は幼馴染にはバレバレ。なぜか可可ちゃんはちゃっかり添い寝。この前はすみれちゃんと寝てたのに(大語弊)。結果、監視がつきますが集中できるはずもなく。「あそこにまるまるギャラクシーが!」とよく分からんことを言って逃走の末チビに捕まり、何とか適当言って誤魔化して帰ったのでした。デカい犬に絡まれた状態でサムズアップ、映画なら自爆して化け物を倒し仲間を守るパターンである。

Liella!

翌日、作詞が終わっていないことは即バレ。しかしナナミ、ヤエ、コトノのモブトリオがフォローしてくれます。彼女たちもグループ名募集の件は知っていたものの、みんなで話し合っても案は出なかった模様。「始まったばかり」「まだ何色でもない感じ」などと言いますが、これがかのんちゃんにアイディアを与えたのでした。ここでモブがきっかけになるの、すごくいいですよね。ファンがいてこそのスクールアイドルですから。

渡り廊下の影で落ち込むみんなにかのんちゃんが声をかけ、次々と陽の中に出る場面がめっちゃお洒落でした。さらに、聞き覚えのあるイントロが流れたと思ったらまさかの! BD/DVDが絶賛発売中のLiella! アニメーションMV付きデビューシングル『始まりは君の空』収録の『Dreaming Energy』ではありませんか。ここでデビューシングルの曲をもってくるのはけっこう感動でした。幼馴染同士のやりとりも尊い

かのんちゃんは急いで家に帰ると外国語の本をたくさん集めます。かのん父も少しだけ登場、意外と存在感あるな。また、途中で千砂都ちゃから「うぃっすうぃっす」という可愛いたこ焼きが届き、それを包んでいた紐がグループ名の案に繫がったようです。ファインプレーちーちゃん。そして作詞も並行して行い、一晩にしてグループ名と新たな歌詞を完成させたのでした。

結ヶ丘女子高等学校スクールアイドル部。そのグループの名は「Liella!」前回で説明したことの繰り返しですが、これは一般公募による命名で、「結ぶ・繫ぐ」を意味するフランス語“lier”「内面的な輝き」を意味するスペイン語の“brillante”を合わせたものです。かのんちゃんも「結ぶ」という意味が入っていると説明していました。他のメンバーからも好評です。

まだ何色でもないからこそ、何色にも染まれる。窓から遠くを見つめる5人にどんな未来が待っているのか。まさにこの瞬間、私たちの「Liella!」が始まったのだと思います。

可可ちゃんはまたしても横断幕を作成、バサッと「Liella!」の名を知らしめます。「LOVELIVE」を上書きしているのは優勝フラグですね() そしていよいよ「ラブライブ!」にエントリーするのでした。考えてみればアニガサキから入った私は「ラブライブ!」に挑戦するストーリーを生で見るのは初なのでこれからが楽しみです。

どうなる次回

おかしいな……「ラブライブ!」のラの字の気配も無い次回予告なのですが。「チェケラ!」というとちさラップが思い出されますが、かのんちゃんの歌詞は割とリリックかましてたのでしょうか。

そんなことより恋ちゃんどうした。生徒会長ポンコツ化の伝統があるとは聞いていましたしせつ菜ちゃんのメシマズを知ったときは衝撃でしたが、恋ちゃんはビジュアルから攻めていくスタイル。普通に学校生活送ってたらキャップとゴーグルで川柳を書くことは無いのよ。だいたいアナタ家は大丈夫なの?

しかしながら、ネタ回と見せかけて重いのをぶっ込んできた7話の例があります。次の10話といえばアニガサキでは上原歩夢が色々大変になり始めた契機でしたし、こちらでも同じことが起こらないとも分かりません。怪しいのは外国人の可可ちゃん、プリキュアならそれだけで帰国フラグです(その例で言うと恋ちゃんが留学しかねないですが)。あるいは、ようやく5人の『未来は風のように』が聴けると思ったらかのんちゃんが不在だったのが気になります。まあ最終回までに4人バージョンを全部揃える意図があるかもなので何とも言えませんが、もしかしたら何かあるのかもしれません。果たしてネタ回で終われるのか。次回も楽しみです。前回の感想はこちら↓

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